昨日に続き、アンティークのポストカードのお話です。
100年ぐらい前の写真のポストカードは、セピア色と呼ばれる独特のモノトーンな色合いの中にピンクやブルーなど、部分的に色が入っていますね。
これは「手彩色」と呼ばれている手作業による着色。下の画像は全体のセピア色の雰囲気に馴染んでとても自然な感じの着色のカード。
.
.
今回、何枚かの写真カードを実際に手にして間近で見て初めて気がつきました。実はこの着色、何と「ペン」で塗っているのです。(全てがペンかどうかは分かりませんが・・・・)
全体の雰囲気の中で上手く融合させた着色もあれば、如何にも「ペン!」っと思える着色もあります。きっと、彩色する人にも上手下手があったのだと思います。
この女の子のブルーのドレスも花のピンクも着色によるもの。ブルーのドレスは優しくていい色です。
.
如何にも「ペン!」と思わせる着色が、こんな感じ。花の着色も洋服の柄も着色によるものです。
.
.
全てが手作業ゆえ、全く同じものがないので同じ写真であっても色が違えば
雰囲気も違って見えます。
「この着色、上手!」っと思えるカードがあったり・・・・・。
そんな目でカードを違った角度から見るのも楽しいものです。