Cocomademoiselleココ・マドモアゼル

ビスクドールの制作日記 人形制作する私の紆余曲折しつつも飾り付けない素顔の毎日をご覧下さい

いいも悪いも何もない・・・・

2014年04月29日 | ♥ 私の思う事

オリンピックの金メダリスト「羽生君」のパレード、沢山の皆さんが集まって凄かったですね。

彼がインタビューの度に口にする「震災」の話題。

羽生選手が被災した事は「マイナス」な事かもしれませんが、被災したからこそ心を強くして、被災地の人々の事を思って、色々な思いを背負いながら練習に励み、ソチで金メダルを取る事が出来たように思います。きっと、皆さんもそう感じている事でしょう。

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話は変わりますが、この頃、野球界を賑わせているニューヨークヤンキーズの「マー君」。

彼がまだ高校3年生で、同級生でハンカチ王子と呼ばれていた「斎藤選手」と共に、大学に進むべきかプロに入るべきかの進路に注目が集まっていた時に、細木数子さんの番組で「今は2人ともプロに入るべきではない!」っと細木さんは断言していました。

2人がそのアドバイスを聞いていたかどうかは知りませんが、マー君はプロ入りをし、斎藤選手は大学へ進学。

その時の収録を観ていた私は、彼らの行く末がどうなるのか、とても興味がありました。

そして、それから数年を経た今。

皆さんもご存じの通りマー君は、楽天で素晴らしい成績を出し、高額の契約を交わしヤンキーズへ入団。斎藤君はプロ入りをしましたが、あまり話題にならないのか、私の知りえる事はありません。

物質的な部分で言えば、細木さんのアドバイスに反してプロ入りしたマー君は地位や名声を上げ今のところ最高に順調と言える人生ではないでしょうか。

でも、そこで疑問なのです。細木さんの言われた事は何だったのでしょうか。何を指して「いい」と言えて、何時の時点をもって「悪い」と言うのでしょう。

マー君は、まだまだ人生の途中です。

誰もが望む「幸せ」と誰もが避けたい「不幸」の判断の基準は、どこにあるのでしょう。

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そんな事をよく考えます。

羽生選手にマー君だけでなく、テレビを通じて色々な人の人生を見ていると、「幸」も「不幸」も「いい」も「悪い」も本当は何も無いんだと感じます。

起きる事全てが、その人の人生なのだと。

起きる事全てが、自分の人生なのだと。

振り返る人生が少しは出来た私自身も、今まであった事、全てあったからこそ、私なのだと思えます。それは、楽しい事だけでなく、死んでしまいたいと思えるような病気になった事も、父親と戦った過去も、人から傷つけられた事も、人を傷つけてしまった事も。

そう思うと、見えない未来の事は考え出したら不安で一杯ですが、起きる事全てを受け入れていく覚悟が出来てきます。

誰と比べて良いも悪いも何もなく、いい事だけの人生などもなく、悪いと思える事も本当は悪い事ではない・・・・。羽生選手を見ていて、起きる事の全てがその人の人生の一部なのだと感じるのです。

・・・・・私も老後の不安を払拭して、頑張ろっ♪♪(*^_^*)