今日は、松坂屋美術館で開催中の「加賀赤絵展」に行ってきました。
九谷焼などでも知られる「赤絵」。九谷焼は実用的な食器のイメージが強くて、あまり気が乗らず出かけたのです。展示されていたのは、1800年初頭から1900年初めの頃の物。「アンティーク」の赤絵でした。
見てビックリ!私の赤絵の概念が覆る素晴らしい作品の数々に圧倒されたのです。
デザイン・構図の面白さに、細密な線の連続、お茶目な遊び心一杯の作品もあり、絵付けした陶器と言うとヨーロッパの名窯をイメージしてしまうのですが、日本の絵付け技術の奥深さを痛感した気分です。
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200年も前に、どんな道具を使ってこの緻密な絵を描いたのでしょうか・・・・・。
そして、インターネットが普及した今と違い、どこから構図や図柄の発想を湧かせたのでしょうか・・・・。
そして、これらの作品を愛でたのはどんな人達だったのでしょうか・・・・・。
時代背景も踏まえながら作品を鑑賞すると、見方も楽しくなってきます。
作品の点数も沢山あり見ごたえがあります。
陶器や絵付けに興味が無い人でも、日本の焼物の素晴らしさ新発見する事、間違いないです。展示は10日まで。是非、お出掛けになってみてください。