西行の成功（じょうごう）

大手町の丸善の4階に松丸本舗というコーナーがあって
そこでこの本を買いました。

書名は
　山家集
西行の自撰歌集です。
西行は1118年に生まれ、1190年に没していますから
12世紀末に編まれた歌集です。


　　　　　　　　　　　　　（Leica Macro-Elmarit 45/2.8）

新潮日本古典集成の第49回の配本です。
　昭和57年4月10日初版
　平成19年1月19日9刷
ですから1刷3,000部としても27,000部のロングセラー。
名古屋大学教授だった後藤重郎先生の校注および解説です。

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山家集の内容についてはさておき
ここからは全くの余談ですが・・・・・

その解説で後藤先生は
　西行は在俗時代18歳のとき
　絹1万匹*（疋*とも）という巨額で成功（じょうごう：買官）し
　兵衛尉に任官した
という事実について触れています。

　絹1万匹？
　巨額？
　えっ　今の世の中でどのくらいなの？
という疑問が・・・・・

そこでググッてみると楽天にこんなサイトがありました。
そのサイトでは：


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とあるではないですか。
　ふむふむ
　なるほど
　そうですか
　絹1匹がおおよそ1万円ですね

となると西行の成功費用は
　絹1万匹ｘ1万円／匹＝1億円
という計算になります。

　ええっ！
　1億円ですかっ！
就職するのにそんなにお金を使えるなんて
西行さんちは随分裕福だったのですね
あは
あは


*1匹（疋）：絹布2反のこと。2反続きの反物の単位

キンクロハジロ

虹彩は黄色で
和名キンの由来になっています。


　　　　　　　　　　　　　　　この個体は♀


　　　　　　　　　　　　　2羽とも♂のエクリプス*


　　　　　　　　　　　　同じく2羽とも♂のエクリプス*

　　　　　　　　　　　　　　　（ZD50-200+EC-20)

　*エクリプス（英：eclipse）
　　　カモ類の雄は派手な体色をするものが多いですが
　　　繁殖期を過ぎた後（非繁殖期に）
　　　一時的に雌のような地味な羽色になるものがいて
　　　その状態を指します。

イソシギ

秋の夕暮れ
水際にイソシギが立つ・・・・


　　　　　　　　　　　　　　　（ZD50-200+EC-20)

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新古今和歌集　　巻第四　　秋歌上

　　　題しらず
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師
362
　こゝろなき
　身にも哀れはしられけり
　しぎたつさはの秋のゆふぐれ

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