飛鳥相与還 alwaysummer

飛鳥相与還　alwaysummer
は、米国Nashvilleに在住の
医学生飛鳥さんのブログです。
（飛鳥さん　無断転載ごめんなさい。
中文の変換ができていないのもお詫びします。）


　　　　　　　　　飛鳥さんは東山魁夷先生の大ファンです

日本文化に造詣が深く
だから（多分）ハンドル・ネームも日本風。

2008年6月28日の飛鳥さんの記事
?球花?紫陽花
には
この日の記事である紫陽花を詠んだ
藤原俊成の歌が末尾にあげてありました。
（中文訳もついてます。）

＜以下引用＞

　藤原俊成

　夏もなほ 心はつきぬ あぢさゐの よひらの露に 月もすみけり

　夏夜遣?情，紫阳花放叶玲?，露珠宿月影

＜引用終わり＞

調べてみると
飛鳥さんがご指摘のように
紫陽花を詠んだ和歌は少ないようです。

ネットで検索してみたら
藤原俊成の息子の
藤原定家が紫陽花を詠んだ歌を見つけたので
こんなコメントを書きました。

＜以下引用＞
# 回?: ?球花?紫陽花
2008-6-29 20:01 by じゅんた

　あすかさん
　こんにちは
　そちらの紫陽花は赤いですね。
　俊成のあじさいの歌は
　初めて知りました。
　調べてみると
　俊成の息子の定家に

　　あぢさゐの下葉にすだく蛍をば四ひらの数の添ふかとぞ見る

　という歌がありました。
　「よひら」は四枚づつ咲く紫陽花の花びらのことだそうです。
　お父さんは花びらについた露に映る月の光を詠み
　息子は花びら近くを舞う蛍の光を詠んでいます。
　京の貴族にはつらい時代に
　なんと典雅なことでしょう。
　そんな詩人に
　わたしもなりたい
　あはは
　あはは

＜引用終わり＞



　　　　　　　　　　Nashville の紫陽花は赤かったので
　　　　　　　　　　青い紫陽花の写真はいかがでしょう

ヤマモモ

ヤマモモ（山桃）=【Myrica rubra】


ヤマモモ科ヤマモモ属

生活型；常緑高木

わが国の本州、関東地方以西から四国・九州
それに朝鮮半島南部や台湾、中国
フィリピン、マレーシアに分布しています。
沿海地に生え、高さは２０～２５メートルになります。
長楕円形の葉は互生し、
３月から４月ごろに穂状の花序をつけます。
雌雄異株で、雄花序は橙色、雌花序は紅色をしています。
初夏には、真っ赤な甘酸っぱい果実が熟します。
樹皮を乾燥させたものは「楊梅皮（ようばいひ）」と呼ばれ
漢方では解毒や止血、下痢止めなどに用いられます。
またタンニンを含むので、草木染にも使われます。

英名は Chinese bayberry





　　　　　　　　　春先の花は目立ちませんが


　　　　初夏には真っ赤な甘酸っぱい果実が熟すので


　　　　　　　　　こんなところにもヤマモモが
　　　　　　　　　　　　　と気づきます


　　　　樹皮を乾燥させたものは「楊梅皮（ようばいひ）」と呼ばれ
　　　　　漢方では解毒や止血、下痢止めなどに用いられます



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古今和歌集　　巻第十三　　恋歌三

業平朝臣の伊勢の国にまかりたりける時
斎宮なりける人に
いちもしかにあひて
又の朝（あした）に
人やるすべなくて
思ひをりけるあひだに
女のもとよりおこせたりける

　　　　　　　　　　　　　　　　　　よみ人しらず
　
645
　君やこし我やゆきけん
　おもほへず
　夢かうつつか
　ねてかさめてか


返し

　　　　　　　　　　　　　　　　　　なりひらの朝臣

646
　かきくらす心のやみにまどひにき
　ゆめうつつとは世人（よひと）さだめよ


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