Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

人間合格

2008-02-18 | アート・文化
新宿南口にある
紀伊國屋サザンシアターで
こまつ座第八十四回公演は
井上ひさし・作 鵜山 仁・演出 の
人間合格
です。



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出演は

岡本健一さん:津島修治 役
山西 惇さん:佐藤浩蔵 役
甲本雅裕さん:山田定一 役
辻 萬長さん:中北芳吉 役
田根楽子さん:青木ふみほか七役
馬渕英俚可さん:チェリー旗ほか七役



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題目からご想像がつくでしょう。
そう
これは
太宰治の「人間失格」という小説の題名のもじりです。

こまつ座のHPの紹介は:

<以下引用>

太宰治、本名津島修治。その青春の日々を鮮やかに描いた、評伝劇の決定版!

豪華なキャストと最強のスタッフを得て、いま、新たな感動の幕が明く!

 昭和五年、春。
 晴れて東京帝国大学に合格した青年津島修治は、郷里津軽の生家を離れ、高田馬場の下宿で学生生活を始める。彼は、ここで瞬く間に、生涯の知己を得た。

 帝大生の佐藤と、早大生の山田。夢を追い、理想に燃える三人の若者は、妖しいカフェーで論争し、貧乏長屋で激論を戦わす。

 世はまさに、テロルの嵐の吹き荒れる激動の時代。若者たちは時代の波に翻弄され、そして戦争という巨大な大渦へと飲み込まれてゆく……。
 自殺未遂を繰り返し、無頼、退廃、ニヒルと評された、永遠の青年作家太宰治の半生を、太宰の残した名作の数々(「晩年」「人間失格」「走れメロス」……)を巧みに織り込みながら、笑いと友情と感動の物語で綴り挙げた、奇蹟の傑作戯曲! 

舞台をはじめテレビ、映画でも活躍し綺羅星のごとき輝きを放つ豪華なキャストがここに集結。演出の鵜山仁を筆頭に劇界屈指のスタッフが腕をふるって、すべての演劇ファン、文学ファンにお届けする、二〇〇八年、春、必見の舞台!

青年津島修治の嘘に爆笑し、
作家太宰治の真実に、涙あつく溢れる。

<引用終わり>


午後6時半に開演して
間に15分の休憩を挟んで
3時間の長丁場。
午後9時半までかかります。

岡本健一さんは
いかにも太宰治という雰囲気で
よかたよかた。

いつも
楽しませてくれるのは
津島家の番頭である中北芳吉 役の
辻 萬長さん。
最後のエピローグでは
二役目の屋台のオヤジを演じて
しっかり締めてくれました。
ぱちぱちぱち。

総合的な印象はいいのですが
時間が長いのが少し難
なので
☆☆☆★★

少し点が辛いかな
井上ひさし先生
ごめんなさいね
あはは
あはは