葛西 2006-02-26 | まち歩き 葛飾(かつしか)の西だから 葛西。 この池は人工ですが 冬になると 鴨が来ます。 もうすぐ どこかへ いなくなる。 新古今和歌集の巻第九 離別歌の中に 浅からず契りける人の 行き別れ侍りけるに と題した紫式部の歌があります。 北へ行く雁の翅にことづてよ 雲のうはがき かき絶えずして たぶん恋人が 北の地方に転勤になったときの歌ですね。 浅からず契りける人 というのは相当な表現です。 雁の翅とか 雲とかも 通信手段にしたかった むかしむかしの女ごころ。
春の花(23) 2006-02-26 | 写真 アセビ(馬酔木)Pieris japonica ツツジ科 原産地:日本 枝葉に「アセボチン」という有毒成分を含んでいて 馬が食べると酔って足がなえることから 「足癈(あしじひ)」と呼ばれ しだいに変化して 「あしび」そして「あせび」となったそうです。 漢字の「馬酔木」もその由来から。 群落になっている ここはもう咲いています これは花芽 古今和歌集 巻第十一 恋歌一 春日の祭にまかれりける時に 物見にいでてりける女のもとに 家をたづねてつかはせりける みぶのただみね 春日野の雪間をわけて生ひいでくる草の はつかにみえし君はも