銹絵十体和歌短冊皿 2006-02-05 | アート・文化 銹絵(さびえ)十体和歌短冊皿 尾形乾山 江戸時代。寛保三年(1743) 東京国立博物館蔵 長方形の皿を 青と紫の絵の具により 藍と紫の雲紙仕立てにして 見込みに和歌 裏面に それぞれの和歌が属する体を記したもの。 全十体。 強力躰皿裏面 乾山八十一歳の署名があります。 最晩年の作品です。 この見込みには 新古今和歌集秋歌下にある 寂蓮法師の歌 村雨の露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ 季節が違っていますけど 気にしない 気にしない。 定家流にも似た闊達な筆遣い。
春の花(2) 2006-02-05 | 写真 ムニンアオガンピ(サクラコウゾ)=【Wikstroemia pseudoretusa】 小笠原固有種 絶滅危惧種 新古今和歌集 巻第一 春歌上 春のはじめの歌 太上天皇 ほのぼのと 春こそ空に来にけらし 天の香具山かすみたなびく 後の隠岐への流刑にいたる謀りをうむ 荒ぶるたましいのかけらも見えぬ 後鳥羽上皇の最上級のみやびぶり