2ストV型2気筒(ジャンク品)

基本自力メンテマンなので車、バイク業界に貢献していません!!

GPZ900R ヘッドカバーガスケット、プラグ交換

2019-05-05 23:45:47 | GPZ900R
3月の親父と行く伊豆ツーリングから1ヶ月半、西伊豆辺りで10分ほど出た失火症状が慢性的に発生するようになってしまいました
一応回ることは回るのですが、低中速で微振動が出ているほか、発進時に余計にあおらないとエンストしそうになる始末
中間回転数辺りが顕著だったため、イグニッションコイルやCDIを疑いつつ、安く済む方向に賭けてプラグのみ注文し交換することにしました
(初回の車検前に交換してから1万キロ以上走っているのに交換していないのもあるし)


プラグを外してみたところ
左から1番→4番です
1番だけ差し込み部分がオイルで濡れています


1番、2番


3番、4番

明らかに1番は点火できておらず、煤だらけで火花チェックをしたところ火も飛んでいません
プラグの状況から見るにヘッドカバーのプラグホール部ガスケットが抜けてしまいオイル漏れ→漏れたオイルでリークし1番の火が飛ばなくなってしまったようです
試しに新品プラグを付けて動かしたところ、好調を取り戻しました

しかしこのまま放置すればすぐにプラグがオイル浸しになり再発することが目に見えています
5月の連休ツーリングは900Rで行くと決めていたため、連休初日を利用して一気に直すことを決め、部品を注文しました


プラグ確認から1週間後、部品も届いたためヘッドカバーガスケットを交換します
初回の車検前に1度やったことがあるため、取り外す部品や注意すべき要所は覚えています

取り外す必要があるのはタンク、サイドカバー、イグニッションコイル、キャブ、エアクリボックス、インシュレーター、シリンダー後方の冷却水パイプ、サーモスタット周りです


キャブとエアクリーナーボックスまで外したところ


アーシングケーブルやスロットル周りの位置関係を確認します


ヘッドカバーが外れました
先に上げた部品を外しておけばヘッドカバーはスムーズに外せます
横着してサーモスタット周りを外さないとむしろ時間がかかります
あふれる冷却水に対して対策を施してちゃっちゃと外した方が結果的には早く済みます


ヘッドカバーを裏側から
900Rのヘッドカバーガスケットは外周部とプラグホール穴の計5か所必要です
以前は親戚から受け取った際におまけでもらっていた外周側こそ交換していましたが、プラグ側は変えていなかったのでそちらの寿命が来てしまった模様


ついでに900Rの弱点と名高いカム確認
開けてびっくりの無傷を保っています(この時点で走行距離約56000㎞、オーバーホール歴無し)
車体はノーマル、オイルバイパスラインも付けていません
900Rのカムかじり対策は

①駐車時はセンタースタンドで直立状態を保たせる(カムチェーンを伝って腰下へ落とさせるようなカムのオイル切れを引き起こさせない)
②1ヶ月以上時間を空けて置いておかない(同上)
③始動後の暖気は1分で済ませる(さっさと走り始めて油圧をかけ腰上にオイルをいきわたらせる)

で十分なようです
また、信号待ちのアイドルストップや水温、走行時の回転数はあまり関係ないようです
産廃は真夏の信号待ちで水温がレッド寸前に張り付いてもエンジンかけっぱなしですし、市街地走行時も6速まで使うので2000~3000回転が乗用です
ついでなので自己満足程度にタペット調整も行いました


今回交換するヘッドカバーガスケットです
このほかにヘッドボルトのゴムパッキンとポイントカバーのガスケットも交換しています


こちらは冷却水パイプとシリンダーの間にあるゴムパッキン
硬化したり画像のように変形したりするのでサーモ周りを外す時はここも用意した方が良いです
余談ですが前回行った際はパイプを斜めに引っ張って外したせいでパイプがつぶれ、そちらも交換する羽目になりました


今回は無事摘出

ヘッドカバー交換後は逆手順で組み上げていくだけ、なのですが3年間の時を経て新品だったエアクリーナー側のインシュレーターは硬化し
いくらめくっても戻ってしまう有様、キャブを差し込んでもキャブの口の中へインシュレーターが巻き込まれ出てこないこと多数でキャブの
取り付けに時間がかかってしまいました



せっかくなので今回プラグはイリジウムをおごってみる
4気筒はコストがかかるな……


翌日、オイル、冷却水の漏れが出ないか試走し、問題なかったためツーリングに備えオイル交換


オイルはペールで買ったヤマルーブスポーツ
どこでも買えて性能も悪くないと思います
当家の4ストマシーンは全てこれを使っています


いつもの事ですがドレンのパッキンは在庫があれば新品に交換
オイルパンのネジを切るより安い


オイル交換時に次なる問題点を発見
センタースタンドの補強部分にクラックが!
最近サイドスタンドがセンスタに引っかかってうまく出てこないと思ったら補強が外れてねじれていたことが原因のようです
ここはヤフオクで物色、交換します


試走時にはロービームも切れてしまいました
連休ツーリング出発後、2りんかんにてハロゲンバルブ(色調整なし)を買って入れ替えました
900Rはカウルを外さなくても交換しやすかったので良かったです(TZRだと苦しい)

次回は連休ツーリングについてレポート予定です


最新の画像もっと見る

コメントを投稿