昨日は時間があったのでTZRのミッションオイルを交換しました。
作業自体は簡単でトラブルも無かったのですが、思いのほか時間がかかってしまい(1時間ほど)、今日ちょっと喉が痛いです。(風邪ひいた?)
まあ前置きはともかく作業中の事とかを。
兎にも角にも入っているオイルを抜きます。
しかし温まっていないオイルを抜くのは時間もかかるし綺麗に抜け切らないので暖気とばかりに近所を一周。距離は大体20キロ程度。
帰宅時の水温はこれぐらい。
何かとよく外される右側アンダーカウルを取り外し、
点検窓からオイルを確認。案外透明度が高くて量も適正。
しかし油断は禁物。
何でもオイルが黒くなるのはブローバイガス(簡単に説明するとエンジンの爆発行程でピストンリングとシリンダーのわずかな隙間を抜けてクランクケース側に漏れ出る排ガスのこと)が主な原因との事なので、ミッションオイルがクラッチとミッションにしか行っていない2ストではあまり黒くならないのではないかと。
しかし経年による劣化はある筈なので
廃油パック。
TZRのドレンボルトはここ。
ドレンボルトの下に廃油パックを置いてドレンボルトを抜く。ちなみにオイル漏れの跡はありませんでした。さすがヤマハ。
だばーっと出てきます。
抜いたオイルからは金属片なども出てこなかったので一安心。
抜いたオイルの色は緑かかったような黄色。なんだかツンとする酸っぱい臭い。何処製でしょう?
外したドレンボルトとドレンの穴。
ドレンボルトを付けるまで布を掛けておく。
ドレンガスケットも新品に交換。穴径10mmの物。
交換しなくても良いとか聞きますが、漏れてきてから増し締めしてオイルパンのねじを切るよりはマシかと思ったので念のため。
左が新品、右が今までの物。ドレンボルトの根元が若干太くなっており、締めこむとガスケットがそこに合わせて変形し、隙間を埋めているのだと思われます。
新品のガスケットを付けて締めこみます。
オイルを入れます。オイルプラグを緩めて……緩めて…………緩まない!方向の関係でイマイチ力が入れ辛い。
2分ほど格闘してようやく外れた。樹脂製みたいだからペンチとかの工具は使えんのよねぇ。
オイルを入れるまでry
今回入れたオイルはヤマルーブの4スト用10w-40(MA規格)
ギヤオイルは売ってなかった。まあ4ストもこのオイルでクラッチとミッションを潤滑しているので大丈夫でしょう。
もしもTZRはMA規格でなくMB規格の方がいいとかギヤオイルにしておいたほうが良いという意見があればコメントください。次回交換時の参考にして置きます。
オイル量は700cc。ジョッキで概ね測って入れていきます。
オイルが冷えていて固くなかなか入っていきませんでした。
オイルは入れすぎると全て出すしかないが、足りなければ継ぎ足せる。という言葉があるので少しジョッキに残してから量を点検。また少し入れたところでやめました。
最週的には垂直に立ててこんなところ。メンテナンススタンドがないので腕が……腕がぁ!
終わった後に試運転。
エンジンを掛けて……中途半端に温度が残ってるから掛かりがイマイチ、キック5~6発目で始動。40秒ほど待ってチョークを戻し少しブリッピングして回転数を維持、ギヤを1速に入れ……た瞬間エンスト。オイルがまだ行き渡ってなかったかぁ~。クラッチを切ったまま再始動し発進。そのあとは快調でした。シフトペダルからの変速ショックがガキッって感じからクニッって感じになったのも高ポイント。
やっぱりミッションオイルも重要ですね。