2ストV型2気筒(ジャンク品)

基本自力メンテマンなので車、バイク業界に貢献していません!!

GPZ900R キャブレター再セット

2020-03-09 00:16:41 | GPZ900R
つい先日、また900Rが1気筒点火していないような症状に見舞われました
最近買ったサーモ画像撮影機能付きスマホでエキパイを確認してみたところ




このように4番のシリンダーでちゃんと燃焼していないことが分かります
ただし、今回は高回転域まで回し続けているとちゃんと点火している模様
ということはスロージェット等の低速側のセットアップが崩れた?でもノーマルセッティングで2万キロちょっと走った程度で不調になるほどセッティングが狂うだろうか?



疑問はありましたが、キースターのジェットセットを購入し、キャブレターを再セットアップすることにしました
4気筒なので1台分で1万5千円オーバー……



まずはキャブレターを車体から完全に取り外します
今回はスロットルケーブル等も全て取り外しました
だけどフロートのドレンを緩めてもガソリンが出てこないぞ?



フロートを開けてみると底に黒いものが溜まっていました
ある程度固形ですがパーツクリーナーを吹くと細かくバラバラに
試しに磁石を近づけたところ、公園の砂場で磁石を落とした時と同じ感じに……
フロート室内に粉末化した錆が降りていたようです
タンクの見えないところで錆が進行しているのか、と複雑な気分です



とりあえず4気筒分全てジェット、ニードル、ホルダーを新品に交換しました
ついでにフロートパッキン、ニードルバルブ、ドレンボルトも交換
今回のセットはスロー#35、メイン#132、ニードルN27BでA1フルパワーセット、つまるところ今までと同じ
吸排気含めて前期型逆車ノーマルなのでこれでいいでしょう
メーター読みでふおわkm/h出たし



去年のヘッドカバーの際苦労したので、今回は作業中にエアクリ側のインシュレーターをシリコンスプレー漬けにしてみました
ですが組みつけ時は裏返した部分が勝手に戻ってしまってうまくいかず失敗
後で調べたらインシュレーターを裏返した状態でタイラップ留めしておく方法がある模様

この後エアクリーナーまで組み立て、コックをプライマリーにしてエンジン始動!
が、改善されてないぞ!と思ったらキャブレターから激しくオーバーフロー

どうやら主原因はフロートの劣化によるオーバーフローだった模様



せっかく苦労してエアクリボックスまで装着したのですが、また全バラしてフロートを摘出
爪を調整して再び組みつけました
再組立て後は復調したので一安心

余談ですが、作業時間の7割はエアクリーナー側インシュレーターの組みつけでした

最新の画像もっと見る

コメントを投稿