2ストV型2気筒(ジャンク品)

基本自力メンテマンなので車、バイク業界に貢献していません!!

Solo タイヤ交換

2020-11-15 00:13:04 | Solo


今回はタイヤ交換です
確かフロントは以前にも交換しているのですが、リアのサイドウォールにヒビが出てきてしまっていたので……今回は前後とも交換します
しかしソロ専用タイヤともいえるIRCの2F、2R、ウェビックで取り扱いされておらずついに廃盤か?と思ったら普通にモノタロウで買えました
チューブやリムバンドも購入しましたが、全部含めても1万円ちょっとだったのでTZRのフロント1本より安いです



サクッと取り外し
内部は錆が進行しています
リムってまだ手に入るのだろうか
オフ車の時はリムプロテクターとか使いませんが、メッキ掛けされたソロではさすがにプロテクターを付けて作業しています



フロントはまだ溝も残っており、ヒビも発生していません




新旧製造年比較
まあレアサイズですし、1年落ちくらいはしょうがないかな
驚くべきはソロ専用のこのタイヤがモノタロウで即日配送可能な代物だったという事実ですが
CD90やドリーム50など18インチ50㏄車両に履かせる人がいるとか?



変わってリアのヒビはこんな感じ



フロントと違い産廃が交換していないため、製造年は10年前



リアもリム内は錆びています
フロントよりはましな方ですが

作業後の写真が無いですが、前後とも特に苦戦することなく交換完了
ちなみにソロのタイヤは外す時こそタイヤレバーが必要ですが、組みつけ時はタイラップなどの使用もなしに手だけで組み込めました
むしろタイヤレバーを使って組むとチューブ噛む恐れがあるので、使わない方が安全まであります



で、今回のおまけ
リア組むときに気づきましたがハブのベアリングが逝っています



ハブダンパーも死亡
チェーンとスプロケットを交換予定なので、その際こちらも交換予定です

ソロの受難は続く




Solo メーター交換

2020-11-13 22:18:27 | Solo


今回はソロのメーター交換
クランクケース割って、エンジン内各部の部品を新品に変えた今こそメーターを変えるタイミングでは?ということでメーターを物色
しかし社外メーターは大概120km/h表示です
85㏄のソロがそこまで出るわけがない、ということでヤフオクなどで使えそうなメーターを物色
そこで見つけたのが



こちら
XR100モタード用純正メーターです
目盛りは100km/hまで、数字は90km/hまでってのがいい感じ



しかもこのメーター、ソロのメーターとケースが同一です
φ60のメーターは数あれど、取り付けネジが縦配置な物は純正くらいだと思います



メーターの配線は異なりますが、ケースは同一でメーター灯を差し込むソケットもゴム部分は同じものなのでこれを差し替えれば流用できます



純正流用なので当たり前ですが、まるで純正のようにピッタリ収まりました

Solo クラッチカバー交換

2020-11-11 23:46:22 | Solo


今回は前回の続き
クラックが入ってオイルだだ漏れになってしまったソロのクラッチカバーを交換します
オイルが勿体ないので横倒しにして作業開始



ササッとクラッチカバーを取り外す
……おっとロックワッシャーの爪を倒し忘れるミスが



裏から見たクラックはこんな感じ
トルクレンチを使って締めたのでオーバートルクでは無いはずですが(そもそもオーバートルクならクランクケースのネジが逝きそう)



新品が出るので新品を購入しました
パーツリストでは6500円、現状価格は12100円
まあ新品で出るだけマシ



色味はだいぶ変わってしまいます
こればっかりは仕方ない
オイル量のステッカーはついていませんでした
チェーンガードのステッカーまで張りたがる親父が見たらこれも注文しろって言いだしそう




この数字が型番だとしたら、もともとついていたものは9番目の金型、今回のは10番目の金型
でももう金型がボロボロっぽくて内側の立ちバリは今回の新品の方が激しいです
棒ヤスリを当てて剥がれるような立ちバリは無かったため、このまま組み込みます
驚く人も多そうだけど、今新車で売ってる車のダイカスト部品だって生産ロットによってはこんなもんですよ



クラッチカバーのガスケットはパーマテックスの液ガス耐久試験のため、オイルポンプ交換時は使い回していました
とりあえずこちらからの漏れはありませんでしたが、




さすがに3回目は無理そうだったので新品を使いました
こちらにも液ガスを縫って組み立てます
再利用できるかどうかより、次回ばらす時にガスケットの処理で嫌にならないための処置ですね



組み立てて完成
車体に着けてしまえば意外とRカバーだけ新品でも違和感無い?
……さすがに近づくと違和感があります
特にアルミサビが激しいインマニとヘッドとの差が




Solo オイルポンプ、腰上再整備

2020-11-08 23:28:31 | Solo


今回は夏の連休でやり残したカムとオイルポンプ交換です
前回開けた際はカムやロッカーアームに傷が入っていると思っていなかったため、交換部品を持っておらずそのまま組んでいました
今回はカム、ロッカーアームを新品に交換し、合わせて燃焼室とバルブのカーボンも落としていきます



まずはオイルポンプ交換から
カム、ロッカーアームに傷が入ったのはオイル不足の状態で乗った可能性もありますが、前回整備時のクランクケース内の状況からオイルポンプが破損し、
腰上へのオイル供給が低下した可能性もあるのではないか?ということで今回新品に交換します



オイルポンプ交換にはクラッチを外す必要があるのですが、綺麗にしたはずのこの部分にオイル煮凝りがまたくっついてるんですけど……



クラッチを外すとオイルポンプが取り外せます
カブ系エンジンってなぜプラスネジを使いまくってるのか……
舐めないようにショックドライバーで緩めます



今回交換するオイルポンプはこの部番
タイカブ100EXやCD90用の物です



並べるとわかりますが、厚みが異なっておりオイル供給量がカブ90純正より多いタイプです
産廃の利用用途から考えて、連続高速走行が多いと判断されたため燃費よりもオイル供給量を取りました



ストレーナーにも結構かすが詰まってました
クランクケース内は綺麗にしたのですが、これは分解しなかったクラッチ内から出てきたのかな?



オイルポンプを交換したら次は腰上です
まずはカムを抜きます



シリンダーも外れました
引きの画像でもカムのかじり傷が分かります



ロッカーアームもこのとおり
かじると評判の900Rは全く問題が無く、オイル入ってなくても走ると評判のカブエンジンでかじらせるとか産廃の管理どうなってんの?







燃焼室とポートまわり
カーボンが残った状態でバルブのすり合わせはできないため、ガスケットリムーバーをたっぷり使ってカーボンを落としていきます



吸気バルブはこんな感じ



タペットカバーがちょうどいい漬け置き容器として使えました
しばらく置いてからごしごしと




こちらは排気バルブ
当然ながら排気側の方が汚れが多いです
傘部燃焼室側は刻印が読めないくらいカーボンががっつりと



綺麗になったバルブ
排気バルブのカーボンはXLRに比べれば取り切れた分だけましでした




擦り合わせ後のバルブと燃焼室
2回目なのでXLRの時よりも綺麗にできた感じ



前回やり残しのバルブステムシールもついでに交換
ピストンだけじゃ排気がオイル臭かったので
ちなみに旧バルブステムシールはXLRよりもひどく、もはやプラスチックでした
車体番号とエンジン番号が同一であれば、97年ごろ製造のエンジンなので23年使われ続けていた可能性もあります



今回はヘッドガスケットのみ新品に交換しました
シリンダーベースガスケットはシリンダー固定ボルトを緩めなかったのでそのまま使用



組むときに気づきましたが、前回使い回してしまっていたシリンダー内のカムチェーンガイドローラーガスケットからオイルが漏れた跡があったため、手持ちの銅ワッシャーで代用



これにて完成
夏休みからの補習もかたが付いたぞ!!
……と思ったら



アアアアアアアアアアアアアア
クラッチカバーにクラックが入ってオイルが漏れてきています

クラッチカバー交換編に続きます