2ストV型2気筒(ジャンク品)

基本自力メンテマンなので車、バイク業界に貢献していません!!

XLRパワーアップ計画 キャブ編

2018-01-29 00:37:15 | XLR125R


前回から時間が空いてしまいましたが、今回はキャブ編です。
沖縄から主に横型エンジン用部品を出品しているマニアックさんからXLRに使えそうなキャブを購入しました。




購入した部品は
「DENIケーヒン PD ベンチュリ28mm 加速ポンプ キャブ ハンドル側チョーク」
なるもの。一緒に加速ポンプを駆動できるよう2股に分かれたアクセルワイヤーも購入しました。



今回組み付けていく部品はこのような感じ。

キャブのほかにXR200R用のマニホールドとエアクリジョイントも買っています。
マニホールドはまだ新品が出ましたが、ジョイントは廃番だったので前回の吸気口同様eBayでアメリカから引っ張ってきました。
欲しい人は部品番号とか画像から引っ張っていってくださいな。まあほとんど廃番なのでウェビックとかで頼もうとしても無理ですが……。



まずはキャブからガソリンを抜いておきます。
受け皿もきちんと用意しましょう。



ノーマルのエアクリジョイントについているインテークチャンバー。
これを外すのが非常に面倒くさいです。



知恵の輪のごとく捻りながらはずしました。
CRFみたいにシートレールが外れればいいのに。





こちらはインマニ。
見た目ではあまり違いが分かりませんが。




エンジン側
125R純正
約25mm

200R用
約27mm




キャブ側
125R純正
約28mm

200R用
約30mm

と約2mmずつ拡大されます。



エアクリジョイントもキャブ側口径が

125R純正
約35mm

200R用
約38mm

となります。
キャブの内径と外径の変化が生じるので200R用の部品が必要となるわけです。



エアクリのジョイントはエアクリボックスから入れてジョイントのリブで位置決め、プレートで固定する感じです。
人によっては2次エアを吸わないよう接合部をゴム系の接着剤で埋めたりするそうです。
産廃は面倒くさいし取り外しとかが破壊しないと不可能になりそうなのでそのままですが。



スタッドボルトはしっかりネジロックを塗って組み付けます。






キャブの外観比較。
全体的にでかいですが特に加速ポンプの機能が組み込まれたフロートのでかさが際立ちます。
チョークの形状が異なるのはキャブ側チョークかハンドル側チョークかの違いです。組み換えでキャブ側に出来るとのことなので。




もともとのキャブからレバーを取り外して入れ替えました。
ついでに似たような改造をしている人の記事を参考にしながらメインジェットを#130に変更しました。



そんなわけで組み付け。
若干の問題として……。



加速ポンプの調整ネジ?の先端部がフレームに干渉してしまいます。
インマニとエアクリジョイントに無理が無い程度に押し込めば干渉しないのですが、その状態をキープできないので何か解決策を見つけなければなりません。
また、アクセルワイヤーの形状も、スロットルホルダー側がXLR純正はまっすぐに出てくるのに対し、今回購入したワイヤーは90度の曲げが付いているためそのままでは使えません。
ホルダーを変えるか、ワイヤーのエルボを入れ替えるかで解決しなければなりません。

組み付け後は当然試走。
ところが……。



プラグが点検するべき各部真っ白です(全開走行10秒保持後プラグチョップ)
加減速等に大きな問題はありませんでしたがメインが薄い模様。この後#145、#140等を試しましたがこちらは濃すぎるのか全開域でゴボつくことから濃すぎる模様。
(最高速は#140時にぬわえを記録し、ベスト更新ですが。)
次に#135を単体買いしてセットしてみるも、それまで使用していたポッシュ製からキタコ製になったためか#140よりも酷いゴボつき。
予備として買っておいた#132で全域ゴボつきは無くなりましたが、真冬の気温によって薄めに出るはずの今の時期に走ってこの状態はちょっといただけない気がします。

さらなる沼が産廃を待っている?

2/4追記
キャブセットはメインジェットがキタコの#128、スローはキャブ付属の標準、パイロットスクリューは1回転戻し、クリップ位置は最上段で現在調子がいいです。
現在の仕様は

・エンジンフルノーマル
・排気系フルノーマル
・吸気口XR200R用
・エアクリーナーXLR125R純正
・プラグはNGKのイリジウムプラグ(DPR8EIX-9)

です。
125エンジンのままPD26やPZ30にしている人は少ないだろうなぁ。

XLRパワーアップ計画 吸気口編

2018-01-01 01:24:02 | XLR125R


産廃のXLRは3オーナー目で、程度も非常にいい当たりの個体なのですが、いかんせん余裕のある車体に対して非力さが目立ちます。
もう少しパワーが欲しかったので秋口ごろからコツコツと部品を集め、パワーアップしてみることにしました。
このXLRはCB90系のエンジンを搭載しており、同系エンジンでより排気量のあるXLR/XR200Rや、より新しいFTR223、SL/XR/CRF230Fのエンジンを換装してしまうパターンが非常に多いです。
実際新品のシリンダー、ピストンセットを買うより安い値段で機関良好なポン付けエンジンがあるのでそちらの方が利口なのでしょうが、産廃は合法ピンクナンバーにこだわっていきたいので
125のままいかにパワーを引き出せるかという方向性で行きます(そのため新品の125シリンダーとピストンを買ってしまった)

ぜったいにだっぽうましーんなんかにまけない!!(←即堕ちしそう)

まあエンジン本体に手を入れずにパワーアップとなると必然的に吸排気系しか残りません。
XLRは大排気量エンジン換装と合わせて吸排気をレーサーXR200Rのものに変更する人が多く見られますので、そちらを参考にいろいろやっていきます。



トップ画像はXR200R用のエアクリダクトです。
去年あたりまでは新品が手に入ったようですが、産廃が調べた時点では廃番。
近くのドリームに再生産の予定などが無いか聞きに行きましたが、御相談パーツでもなく完全な廃番とのこと。XR系は専用部品が多いそうで、古いXRは維持が大変だとドリームの人もボヤいてました。
諦めきれなかった産廃はeBayを利用してフランスからストック品を購入しました。
初めての海外個人売買でしたが、無事入手できました。



XR200R用のエアクリダクト。

表面が若干粉を吹いていましたが、ヒビ割れやカケはありませんでした。




エアクリダクトを外すためにサイドカバーとシートを外していきます。キャリアは外すのが面倒なのでそのまま。



吸気口形状の比較
XR200R用はさすがの開口面積



エアダクトはエアクリ側へ押し込むと外れます。





ゴム部品なのでいつもの例に倣いシリコンスプレーで表面に潤いとヌルヌル感を与えて組み付けました。
吸気口がエアクリ側に向くよう取り付けるのかと思いましたが逆向きでした(2枚目の画像の方向にしか組めない)
後は逆手順でくみ上げて終了。
結果は吸気音がかなり大きくなりましたが、パワーアップは感じられず。
パワーのボトルネックは吸気口ではなかったようです。
そのため次なる部品を用意しました。

次回に続く