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6月ごろから上画像の部分(シリンダーとヘッドの間)からオイル滲みがひどくなっていたため走行を休止していたSoloですが、夏休みに入り時間に余裕ができた頃ガスケットの交換を行いました。
エンジンを開けるのは産廃これが初めてです。
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まずはタペットカバーとカムカバーを取り外しカム本体を取り外します。
今回ハイカムに換装しようかと考えましたがカブ90純正カムは50に比べるとハイカムである、カムのあたり幅が異なりロッカーアームごと交換になる、カブ90用として販売されている社外カムでもそれほど大きな差が無いといった情報からノーマルカムのまま使用することにしました。
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カムを取り外してみたところ(このときまではちゃんと手袋をしていたんだけど……)
エンジン番号から2番機とほぼ同い年(1997年式)ということが分かっていますがさすがは天下の国産カブエンジンといったところでしょうか。カジリなどの異常や目立った摩耗はありません。
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ヘッドを取り外し今回交換するガスケットがはがれました。下側にはオイルが下に向かって染み出したかのような跡があります。
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ヘッド側はこんな感じ。時間が無かったため軽くガスケットのはがれた塗装を落とすぐらいで組み直しましたが、時間があればリューターを使って徹底的に汚れ落としをしても良かったかもしれません。
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新旧ガスケット比較。
そもそも同じパーツなので形状に差があるわけではありませんが……。
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ちなみにこのガスケットは同じものが3枚重なってできています。
銅色のハトメのようなパーツで固定されておりこの部分はエンジンの接合面から飛び出して耳のように出っ張っています。
このハトメを取り外し、1枚ぬくことで圧縮比アップなどのチューニングができるそうですが、安心して全天候フルスロットルが命題の産廃式メンテナンスでは求めるところではないのでそのまま組みました。
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ヘッドカバーガスケットは紙ガスケットが使用されていたのではがすのに非常に時間がかかりました。
いろいろ試した結果デザインナイフでめくり上げるのが一番早くて傷が付きにくかったです。
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ここまでやれば文句ねーだろの図(この後ヘッドカバー側もちゃんとはがしました)
この後はオイルまみれの手で組み上げていったので画像が無いです。
カムとフライホイールの合いマークを合わせるのに少し苦労しましたが、順調に組みあがり作業自体は3時間程度で済みました。
今回バラしてよくわかりましたが、横型ってとっても弄りやすいですね。
4miniなら自分でやる人が多い理由がよくわかりました。
今後Soloを弄るならマニュアル5速化ですが、その前に900Rをどうにかしないといけないのでそこまでできるのはだいぶ先になりそうです。