
きのうは料理仲間とシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート内の”とよたま”のお昼懐石に行きました。
”とよたま”って耳にするだけで行った事がないので、みんな期待に胸膨らませてワクワクでした。
まずは階下に”松泉宮”を見下ろす格子窓の廊下を通って

入り口の ”とよたま” の小さな文字が素敵です。

通路の壁にはさりげなく秋を演出してるディスプレイが

突き当たりにはおもてなしの言葉が掲げてあります。ここから左に曲がり

さらに右に折れて進むと大きな瓶がありました。行事の時には振る舞い焼酎が入っているそうですが、きょうは空とのことでした。
その手前にワインセラーがありましたが通路が狭くて画面に入りきれませんでした。

奥のテーブル席に着きました。右の方は和室です。

壁を取り除くと続きの小さな部屋と繋がり、結納などの時にも利用されるとか・・

こちらは少し趣を変えた部屋でした。
(懐石料理にも興味ありましたが、とよたま内部にも興味津々で写真撮らせて頂きました)

こちらは着席の場所からみた入り口の方です。

さて、いよいよ懐石料理の食事会です。料理長の黒木さんがこうしてテーブルに着き一つ一つ説明されます。
作り方・食材・器・マナー等々。これはいいですね~ ただ食べるだけでなく料理をより深く味わうことができます。

きょうの献立です。季節ごとに年数回行われる懐石昼食は6000円ですが、今回は鶴田講師の懐石料理講座を受講したこともあり、特別の計らいで4000円にしていただきました。(若干の内容の変更はありますとのことでした)
「秋のイメージで作りましたので、少しずつ深まり行く秋を堪能して下さい」とのコンセプトです。

秋茄子の利休寄せ
焼き茄子の間にすりごまを入れ、焼き米を入れて香りを出したダシで薄く味付けし、ゼリー寄せにしたもの。それを二段に重ねてそれはそれは丁寧な作業の前菜です。
若い芒と紅葉が添えてあり、茄子の上に乗せてあったのは生栗の千切りでした。

鱧しんじょ
椀種は鱧・卵白・山芋等をすり潰したしんじょを鱧で包み、それを蒸したものです。それに松茸が入ってました!!今秋初ものです。
お味は極薄味です。食べていくほどに口辛くならないように味加減を最初は薄めにして出すとのことでした。

鮃の薄造り
そりゃ~、美味!でも私が気を取られたのは吹き寄せにしてある黄色の銀杏は・・・なんと、サツマイモ!これってゆで加減が難しそう。柔すぎては型抜きが出来ないし、生っぽくては美味しくないし。フムフムいいながら頂きました。

すっぽんの小茶碗蒸し
スッポンのダシで取った卵液の茶碗蒸しだとか・・・・でも私には大体スッポンの味ってよく知らないので、ふ~ん?という感想でした。

でも、この器には惹かれました。九谷焼です。スポッと手に収まる適量の量感・質感が気持ちいい。いいなぁ~、コレ。

真奈鰹杉板焼き
運ばれてくる途中からぷ~んと杉の焼いた香ばしい香りが漂ってきました。

杉板を取ると、鮮やかな柿の葉が。日本料理は目でも食べると言いますが、本当に愛でる感じで一枚一枚めくっていきます。

柿の葉をめくると、そこには秋が待っていました。銀杏・銀杏・蓮根・かぼす・・・
幽庵焼きのまな鰹も丁度いいお味と焼き加減です。

稻庭うどんと炊き込みおにぎり
う~ん、これは私にはイマイチ?稻庭うどんが一番美味しいと料理長の説明でしたが、乾麺の限界を感じました。近くのげん天のうどんの方がスキかな?
それと、夏は冷たいうどんだったけど、今日から温かいのにしたそうだけど、冷たいうどんだったらまだ味も変わっていたかも。
おにぎりも・・・・・香の物も・・・・ これには感激はなかったです。

栗のムース
デザートのこれらには全部に大感激。南瓜と栗のムースに栗の渋皮煮・サツマイモの甘煮。どれもこれも美味しかったです。

食事が終わって”松泉宮”に行ってみました。この通路はとよたまからだけ行ける専用通路です。

大きな壺の横を通り

松泉宮温泉の入り口です。何故だかみんな一致して満足の笑顔なので敢えて隠しませんでした。

アラ、私だけ美人なものですから隠しております。ハイ

(相変わらずカメラ向けられると手が挙がってしまいます)
昼食に4000円はチョット贅沢でしたけど、でもひとときリッチな気分に浸れて十分堪能させてもらいました。みんなのはじける笑顔がいいなぁ。
この松泉宮の入湯料の割引券を頂いたので、後日利用してみようと思ってます。

最後の見送りまでしていただいたイケメンの鶴田料理人です。美味しかったですよ~。
色々お世話頂いてありがとうございました。
写真でも十分たのしませていただきましたよぉ♪
ハイ、行って来ました。どんなところか興味津々で食べるより探検の方が強かったかも?
他の皆さんも、夜の懐石は高嶺の花なのでお昼懐石でも一度行ってみたかったのと喜んでいましたよ。