オルゴール療法

ご近所さんに、音楽家の方で自費で音楽ホールを建てられ、そこで折々にコンサートを開かれている方がいらっしゃいます。
Kさんと仰る方ですが、その方と道端で立ち話し中に夫の容態を訊かれたので
「最近傍で話す言葉や、音楽を聴かせていると反応を示してくれるようになりました。
音にもこだわりがあったので、タンノイのスピーカーに繋いだりしています」
と話していたら
「オルゴールの脳への効用は凄いです。音楽は心にも脳にも作用します」
と大切なオルゴールと本を貸して下さいました。

スイス・ルージュ社製の144弁のオルゴールで、モーツアルトの曲が内蔵されています。






「オルゴールは脳に効く！」


夫の脳に作用するかも知れないと貪るように読み進むと目から鱗状態になりました。
以下その抜粋です。

オルゴールは　3.75Hz(ﾍﾙﾂ）〜10万Hzの特異な周波数を発する楽器である。
因みに人間の可聴域は20Hz〜2万Hzで、人に聞こえない低周波や高周波を奏でている。
（ピアノの一番右端の鍵盤の最高音が11,000Hz,バイオリンの最高音は9万Hzです）


オルゴールの持つ低周波や高周波の不可聴音は骨伝導を通して神経信号が捕らえ、脳幹や視床下部に伝わっているのではないか。
その結果として、血流が良くなり、交感神経、副交感神経のバランスが取れて、脳神経系、免疫系がコントロールされるのかも知れない。
この仮設に従って早くから研究をされていた佐伯先生が1995/7/15付けの朝日新聞の記事に奮起されて本格的に研究を進められたと記されています。

「人間の耳に聞こえない高周波と低周波を含む音楽が脳幹と視床下部の血流を促進する」


文科省の外郭機関・脳機能特別研究室・京都大学等々の合同チームがPETで脳の動きを観察したデータです。

まだまだ沢山の事象やデータが掲載されていて、噛み砕く様な説明に私は大いに納得し、万に一つでも可能性があればと朝に夕に夫の枕元で奏でています。


心なしか、オルゴールの音色を聴かせ始めてから反応が良くなった気がしています。


しかしながら、私は元来の関節リューマチの持病があるのですが、最近そのリューマチの痛みが増してきました。
これは免疫力が上がって本来は喜ぶべき事ですが、私の場合、サイトカインストームが起こって内部攻撃している痛みかも知れません。
違うかも知れませんが、それはそれで反対にオルゴール効果の現れで、夫に確実に作用してるのではと思い始めています。
そこで手首・指の痛みでゼンマイを巻く辛い作業を軽減するために、巻き上げ補助器を研究所にメールして取り寄せました。


因みにCDや録音等の電気的に処理された音では、不可聴音はカットされているので、生のオルゴールの音色がいいそうです。

大阪に　オルゴール療法研究所　大阪梅田本部　があるので、コロナがおさまったら一度訪問してみたいと思っています。

追記：関節リューマチの痛みが増加した点を研究所本部の方に問い合わたら、下記のご返事を頂きました。

　　　「関節リューマチの痛みが改善された方が沢山いらっしゃいます。
　　　　痛みが増幅したのは改善する過程で一時的に痛くなるものだと思います。
　　　　その内に免疫のバランスが取れて来るのではないかと思われます」


高価な大事なオルゴールをお貸しいただき又その効用を教えて頂いた、Kさん、本当にありがとうございます。
今しばらくお借り致します。