太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

質素といえばそうかも

2021-07-24 08:10:04 | 日記
 オリンピックの開会式を少しだけ観た。少しだけと言うのは場面の転換があまりに遅く、次は何だろうというドキドキ感がまったく無かった。派手過ぎると言われた北京オリンピックでは次はどんな仕掛けを見せてくれるのか、広い競技場を余すことなく使い、カメラワークも素晴らしかった。ブラジルも得意のダンスを多用したブラジルらしさがあった。トラブル続きの東京はコロナのご時世、華美になってもいけない、贅の限りを尽くしてもと抑制が利いたものを目指したのかもしれない。入場行進もソーシャルディスタンスで練習も出来なかっただろうが一体感というものに欠けていたように思う。1964年の東京オリンピックでは開会式は整然と並んで行進、閉会式は解放的な自由の行進だったように思う。そのギャップがまたオリンピックらしかった。軍事パレードのような行進を期待していた訳ではないが何処かにピシッと引き締まる場面は欲しかった。辛口に言えば落ち着いたと言うよりshabby。
 テーマは「多様性を認め合う」だったらしいが自由奔放とは意味が違う。また映像で見る限り立体感に欠ける演出と言わざるを得ない。日本のオリンピックは新興国のように、我が国もここまで来たというアッピールをする必要はない(震災復興は別)。何でもナンバーワンである必要はない。発展途上から振興、先進、次に目指すのは成熟国家だろう。そのお手本になるような開会式を期待したが何処か昔の栄華の再来の期待が見え隠れしていた。伝統披露もNHKの番組の一部切り取り風だった。世界にアッピールするならまず我が国の立ち位置を冷静に考えるべきである。今日から本格競技が始まるがこちらはNo1を目指して欲しい。もしクラスターが発生すれば隠す事無く躊躇しないでプログラムを変更すべきである。それも熟成国家としてのオリンピック運営のレガシーになると思う。


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