太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

選挙戦後半

2017-10-19 08:08:59 | 社会観察

白熱するかと思われた選挙戦が後半に入り逆に赤熱化してきた。各党の公約がリアス式海岸と言われるように複雑に混線したいるため今一つ争点が見えないというのが理由だろう。さらに小池旋風が凪状態になったことも一因である。選挙民は何を基準にしたら良いのかさっぱり分からない。政権選択選挙とか言われた時、政権を目指すのに過半数の候補者を立てないのは無責任だとか言われて希望の党は無理くり候補者を立てたが、他の政党は政権奪取は目指していないと言う事か。せめて選挙後の議席が過半数であろうとなかろうと野党は統一候補を総理大臣指名するというくらいの結束がなければ小政党乱立では勝ち目は無い。

小池氏は民進党からの合流で「排除」と言う言葉を使ったことで冷たいという反感、不興を買ったと言う。多分、選挙目当ての寄せ集めという批判を怖れて基準はちゃんとあり、クリアーしなければ合流しないという意味だったのだろうが痛恨の言葉ミスである。地域政党の全国展開の難しさを維新でみてきているだけに民進党の候補はありがたかったとは思うが。

立憲民主の枝野氏が筋を通していると言われているが、合流を認められいたらどうしたか、何故民主の時代に主義主張が違ったのに党を割らなかったのかの疑問は残る。ジリ貧状態だった民進党の立て直しをどう考えていたのかも聞いてみたい。小政党乱立は与党の利するという批判にどう答えるのか。ただイデオロギー無き時代の政党という表現を使ったのは何度もブログに書いたフレーズと同じで認識は同じである。共産党は党名を労働党にしたらどうかという誰かの提案をチラッと記憶しているが、これもブログに書いたことがある。

自民党は流石に強い。ただあまりに言葉巧みな安倍総理に何時まで何処まで人心掌握が可能なのか不安は残る。政権交代可能な2大政党は自民党が割れる以外に道は無いと思う。小池氏の戦略から政権後の枠組みがもう少し具体的に見えると思ったが皆慎重で見えて来ない。選挙はやはり地元で顔が売れているということが大きな要件であり、その分地域政党には無理がある。全国の知事の名前を知っているかと言われれば殆ど知らない。小池さんも選挙の顔として地方で売れるには時間が掛る。

誰が次の総理になるかは分からないが、お願いしたいのはただ一つ、トランプさんが日本に来た時、先制攻撃に理解賛同して欲しいと言われたら兎に角あれやこれや理由を付けて即答はしないで頂きたい。言葉の巧みさはここで発揮される。国会で十分議論し、国民の納得を得るまでと。巧遅は拙速に如かずは日本人の得意とするところではないか。

 



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