太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

心地よいそよ風

2023-08-13 07:53:11 | 日記

 台風が日本列島に迫ってきており明後日には上陸するかとも。台風がくれば雨も降り涼しくなると期待(被害地域が出たらゴメン)しているがノロノロ台風で一向に気配がない。昨日は晴天で熱帯夜だった。今朝も雲はあるが降ってはいない。室温は30℃を超え湿度は69%である。太平洋高気圧が張り出し、わが地方はすっぽりそれに納まっている。この高気圧の淵を台風が回るから直撃は免れそう(直撃地方ゴメン)だが台風に期待をするのは生まれて初めてである。氷水なら永遠に飲めそうな気がするが胃腸を壊すだろう。ある程度歳が行くとあまり空気が乾燥していると呼吸がしんどい。湿気は適度に有った方が楽である。しかし湿度が60%を超えると汗が乾かず不快そのものである。

こういう時は最も心地よかった時を思い出す。それは8月初旬にモンゴルの地方を訪れた時である。日本でいうと初秋のような感じか。それでも夜は冷えるので寝袋を持って行った。ソ連時代に作られた漆喰で出来た崩れかけた病院跡が寝処である。病院なので鉄製のベッドがある。そこに麻袋のような毛布を敷いて持参の寝袋に潜り込む。朝はほぼ日の出も頃に目が覚める。外に出ると茶色になりかけた大草原が広がっている。冷気を含んだ風が吹く。顔を柔らかいブラシで撫でられるような感覚である。産毛が風にそよいでいるのだろう。小一時間はそのような時が過ぎ、昼間暑いといっても乾燥しているので不快ではない。賄いのおばさんが朝食を用意してくれる。焼きそば風だが(羊の)脂がきつい。ところどころ白く固まっている。1日のスケジュールが始まる。仕切り壁といっても膝下くらいしかない横並びがお見通しのトイレで用を足す。ドライバーは何処に泊って何を食べたか知らないが雇ったロシアンジープで迎えに来る。普通ならカッコよい海外出張が自分の場合はこんなもんである。それでも産毛を揺らした爽やかなモンゴル高原の朝の冷気は未だに覚えている。オバサンの焼きそばの味は忘れたが・・・・思い出で暑さに耐える、どですかでん。


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