久し振りにラーメン屋に行った。ここの鳥白湯ラーメンは実に旨い。これはインスタントでは出せない味である。昼少し過ぎていたので店は空席もあったが一人なのでカウンターに座った。一つ空けて隣で若い人が食べている。何度も水を飲んで凄く汗をかきながら最後のスープを飲んでいる。ところがこの若者途中で何度も鼻をかむ。それも相当な勢いで轟音を出しながらである。食事の途中や直後で鼻をかむことだけは止めて欲しい。どうしてもならせめて音が出ないように気を付けて欲しい。あれ程大きな音を聞くと内臓まで飛び出してしまうのではと思ってしまう。何よりかんだ後のティッシュの中を想像してしまう。こちらはまだ食べているのに。その若者が去った後はテーブルの上にティッシュの山が築かれていた。店の人も後片付けは大変だろう。確かにラーメンは鼻水が出そうになる。しかしそこには最低限のエチケットというものがあるだろう。どうしてもラーメンの時は鼻呼吸となり出やすいのは分かるのだが。家でもかんでいるのだろうか。
座席の集団で大声で話すのも迷惑だ。こちらは孤独のグルメ宜しく頭の中でナレーションを考えながら食べているのについ話に引き込まれてしまう。店内を走り回る子供などいたら最悪である。どうみても頭の悪そうなガキであり親はそれ以上に馬鹿面に見えるの偏見かも知れないが。最近感心するのは何処に行っても店員のしつけが実によくできているように思う。携帯電話のアンテナショップを除いてはである。肝心の鳥白湯はどうだったか。期待を裏切らない。やはり偶にはプロの味を楽しんで味覚の老化を防がなければならない。普段インスタントラーメンを食べるからこそプロのラーメン屋の旨さが引き立つ。東京に出た時はつけ麺のやたら美味しいところがある。つけ汁を最後はゆで汁で薄めてくれるサービスがある。これがまた実においしいスープになる。地元で同じ店名があったのでチェーン店かと思い入ったことがあるが全く別物だった。海外で食べたもので記憶に残っているものはブログを始めた頃結構書いたように思う。美食というより勇気の要る食べ物が多かった。猿燻に鰐ブツの世界である。
人に不快感を与えないようにという躾けは子供が屁理屈をこねて反抗するより前に行わなければならない。多分保育園までの年齢だろう。理屈抜きに刷り込まれた意識は簡単には抜けない。野生動物のドキュメンタリーなど見ていると余計そう感じる。多くの動物は親の真似をする時代だけで子供を卒業する。人間はその後に屁理屈の時代に入るからややこしい。
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