太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

複雑な心境

2018-03-14 10:01:19 | 日記

確定申告の還付金の通知が来た。まだ申告期間中であるが2月15日早々に申告した。還付は少ない額だが1円の桁まで申告通りである。申告も3年目となり書き方に慣れたこともあるが素早い税務署の仕事に感謝したい。前長官がどうであったかとかもう言わない。何時もそうだが、悪代官の時代は何だコイツはと思うが、イザ窮地に立たされバッシングを受ける立場になるとどうも可哀そうだと思ってしまう。判官贔屓の性格は直らない。彼には自業自得ではあるが、自暴自棄にはならないで頂きたい。証人喚問あたりが危ないがもし喚問があれば書き変えに至った経緯を包み隠さず語って欲しい。人間の弱さ、愚かしさを目の当たりにすると周りに許す気持ちが生まれる。結果として財務省全体の矜持は保たれる。

昨晩はBS番組に小泉元総理が出演し、原発廃止、再エネ推進を熱く語っていた。廃棄物最終処分問題、2030年原発比率20~22%目標の欺瞞性、安くない原発電力コスト、原発有する国も含めた諸外国の再エネ導入目標が日本より圧倒的に高い、再エネの不安定さ、高価格に関する批判の誤謬、ドイツが原発大国フランスから不足分を国際連系線で買っているというデマゴギー等々。何れも田舎の初老の年金生活者が普段言っていることとあまり変わらないが、元総理が言うと影響力は100万倍くらい違う。強面顔の司会のオッサン、ゲストに反論されてしばしばたじろぐ場面があって面白いのだが、が「何故総理の時に原発を推進したんですか」と庶民の代弁らしき質問をした。「辞めてから原発事故があり、色々勉強してみたら分かったんだよ。過ちては改むるに憚ることなかれ」だよと論語のことわざを引用した。It is never too late to mend.である。さらに加えて、今の自民党から必ず原発ゼロのリーダーが出て来るよとも言った。それが息子進次郎だとまでは言わなかったが。何故役人も政治家も出来ないことを言うんだろうと皮肉も込めた。もし、付け加えるならFITの国民負担も買取期間後それらは発電を続け、必ず電気料金を下げることに貢献すると言う事くらいだろうか。

再び、森友がまさかこんな展開になるとは誰が想像していたであろうか。1年前、佐川氏の国会答弁を聞いた後、ブログでこの人はきっと出世すると書いた。途中まではその通りだったのだが。全ては朝日新聞のスクープから始まった。最初は全ての人が半信半疑、また朝日の勇み足かと高を括っていた。ところが資料開示請求やらが続き、どうやら国会に配られた資料以外の決済文書があり、配られていたものは書き換えられた後の文書であることが分かってきた。もし、書き換え前の文書の存在を佐川氏が知っての答弁だったら相当肝が太い。知らずに喋ってたから、書き換え後しか知らないからあのように堂々と答弁できたと思うのが普通である。事実は途中で別文書の存在を知り辻褄合わせに奔走したのだろう。もし、書き換え前の文書で決済が終わっていたなら、その文書に同意した途中の決裁者印の責任はどうなるのだろう。最終決裁者のみならず途中で突き返しもせず押印した者も問題だろう。全員書き換え前の文書で問題は無いと言い切るべきだし、正当性を主張してみよと言いたい。朝日のスクープさえなければ森友問題は描いていた通りのシナリオで事が運び、何れ忘却の彼方だったのだろう。しかし、朝日でなくとも何れ露見する話である。スクープの出どころは知らないが、多くの企業の不祥事が内部からのタレコミ以外絶対に分からなかっただろうという例は多い。秘密は必ずバレル。遺伝子レベルの秘密に閉じ込めてもDNA解析で相当の所までバレルと覚悟しておいた方が良い。嘘は指数関数的に膨らんで行くと書いたことがあるが正にその通りである。嘘は覚えておかなければならないから脳のメモリー容量を消費し、その分新しい情報が格納し難くなる。新しい情報や知識を蓄えて行くためには常にメモリー容量に空きを確保して置かなければならない。人間関係を含めて人生全般、正直を旨としことに当っていれば過去は忘れて良い。



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