蕎麦は打ち方やきり方や供し方など 随分違う顔を見せる食べ物です
もちろん素材のちがいもあります
それはうどんも同じでしょう だからいろいろ食べたくなるのです
越前蕎麦は辛味大根で食べるのが美味しい
ざらざらした蕎麦は 町場の蕎麦とちがい 粗野な印象を受けますが
噛むように味わう蕎麦は また違う魅力があります
ちょっとうどんのぶっかけにも似たところがあり つんと辛い大根は
全てをまとめる役割があるのかも
わさびを効かせた江戸前寿司みたいに 涙をこらえてかきこむと
至福の喜びがかんじられるのです
一番忙しい時間にいって 神経をつかうめんどくさいものを頼んで
ちょっと迷惑をかけたかもしれない
今度行くときはランチを早めにして 太打ちおろし蕎麦をたべてみよう
堅くてごわごわしてしっかり辛いそばを食べてみたい
天六の越前おろし蕎麦清水さんにて
カメラ事業から撤退した京セラのカメラ
短い間のカメラ事業でしたが 電子カメラに強い旧ヤシカの技術者や
京セラの高い電子技術と カールツアイスの光学技術が合体し
他社にはない優れたカメラが多くつくられました
フィルムからデジタルへの移行期という 大変革に翻弄され たいへんだったと想像されます
このカメラもユニークなカメラです
上から覗くウエストレベルファインダーが付いています
構図を決めるプリズムだけの何の仕掛けもないものですが 既存のメーカーが
考えない柔軟な発想がみられますね しかも日常生活防水
レンズは他社よりひとつ頭が抜けた写りの良いもの
天下のCarl Zeiss T* Tessar がついています
F値は(35mm3.5)と大人しいですが 鮮やかな色やシャープな画像は
伝統の切れ味のあるもの
操作系もわかりやすく確実に作動するし シンプルです
最初の頃の京セラのカメラは 見かけは大人しく質感も乏しいのに
写してみると驚きの高画質という面白いカメラが多かったのです
後になって Tシリーズや一眼レフみたいに 見かけも写りもりっぱなブランドカメラに変貌してゆきます
評価は様々ですが 私は最初の頃の「羊の皮を被ったオオカミ」みたいなカメラが
楽しくて大好きです
このシリーズは この前のモデル 見かけはもっとダサダサなTスクープ(かなり面白い)
とか Tプルーフの後継機Tスリムや Tズームなどユニークなカメラが作られましたが
どれもよく写ります
あ このカメラも骨董朝市でワンコインでした(買って帰って掃除したら 完調で動き出しました)