キマグレ競馬・備忘録

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アメリカ大統領選挙 史上最悪の討論会

2020年09月30日 | Current news
今日は、時事ネタです。
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米メディア「史上最悪の討論会」「国民の敗北」世論調査でバイデン氏が上回る by産経新聞
【ニューヨーク】米中西部オハイオ州で29日に行われた大統領選の第1回候補者討論会は
両候補が激しい応酬を交わし、たびたび論戦が中断する展開となり、米メディアは
「史上最悪の討論会」(CNNテレビ)などと酷評した。
CNNテレビのキャスター、ジェイク・タッパー氏は「もはや討論会ではない。恥をさらした
だけで、今晩は米国民の敗北だ」と吐き捨てた。米国のあり方をめぐり論戦を交わす討論会の
伝統とかけ離れた内容に、他のメディアも次々と厳しい評価を下した。(後略)
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今朝は、NHK-BSでこの討論会の生中継がありました。昨夜から楽しみにしていた番組
でしたが、内容は「大人の口喧嘩」でした。現在のアメリカの政治家のレベルがこんなものかとガッカリした人も多かったと思います。自分もそう思いました。
この討論会を見ながら思ったことは、
*最初に司会者が討論会のルールを説明したのに、全く無視。言いたい放題。
*議題毎に自分の考えを述べる時間に、途中で横槍を入れて話を掻き回す。
*両者ともに感情的になると、議題を外れて相手の非難の応酬。議論が全く噛み合わない。
*司会者も含めて3人が同時に話したりして、一体何を言っているのかサッパリ判らない。
*都合の悪い話題になると、論点を外して自分の実績のPRに持って行く。
*ほとんど全ての議題が中途半端に終了してしまい、両者の主張の違いが判らなかった。
ざっとこんな感じの討論会で非難の応酬、「史上最悪の討論会」というのも納得です。
印象に残ったのは、トランプ氏がバイデン氏の出来の悪い?息子の事を責めた時に、
バイデン氏が息子を庇って反論したところでした。バイデン氏は不慮の事故で奥さんと娘を
亡くしたり息子の行動が自分の政治活動に不利になったりと、色々大変な状況があったよう
ですが、トランプ氏に家族の事を攻撃されても、バイデン氏はトランプ氏の家族の事は
何も言わなかった。そこは大人の対応をしていたし、彼の誠実な人柄を感じるところでした。
でも、人柄は良くても大統領としてはどうなのかと言われると話は別。アメリカ人の感覚
ではお人好しに見られるかもしれません。おそらくディベートで勝った方が大統領に相応しい
と見る人が多いと思いますが、今日の討論はディベートではなく「口喧嘩」ですから
勝ち負け無し。次回は、感情論無しのディベートでの討論をお願いしたいと思います。
しかし、トランプ氏という人は本当に凄い人です。自己顕示欲の塊。自画自賛は当たり前。
自分の実績は全て最高、部下の手柄は俺の手柄。朝令暮改、自己矛盾も気にしない。
気に喰わない部下は切るし、有能な部下が辞めても関係なし。凡そ現代のリーダーとしては、
疎んじられる資質ですが、そういう大統領を求めている人がいるということでしょう。
もう一つ、今日の番組で一番気の毒だったのは、同時通訳の方でした。
トランプ氏、バイデン氏、司会者が興奮しながら早口で同時に話している場面があって、
それに2人の日本語通訳者が入って、5人の声が絡まって何が何だか意味不明。
今日の討論の通訳は、本当に大変だったと思います。
次回の討論会は、候補者の間に衝立を入れるか別々のスタジオに入ってもらう方が良いかも。


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