キマグレ競馬・備忘録

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最近のF1について

2014年06月15日 | Sports
以前はよく見ていたF1ですが、最近のレースは退屈です。


F1のテレビ視聴者数、今年も世界的に減少
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F1のテレビ視聴者数は、2014年も世界的に減少している。
『Marca(マルカ)』紙の記者ミゲル・サンツによると、減少傾向が最も深刻なのは南米で、50%にも上るという。また、「フェラーリの成功に左右されるイタリアでは、 2014年序盤5戦のデータから20%の減少という数字が出ている」という。イタリアの数 字をさらによく見ると、F1第7戦カナダGPだけで、『Rai(ライ)』と『Sky(スカイ )』の2局合計で350万人近くも視聴者が減少している。「スペインはフェルナンド・ アロンソ(フェラーリ)に注目が集まるが、15%の減少だ」とサンツ。視聴者数の減少 は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の連覇とともに始まったと記事は伝える。
全世界の視聴者数は、2011年が5億1500万人で、2012年は5億人だった。さらに昨年は、視聴者数が5000万人減少したとF1最高責任者バーニー・エクレストン率いるFOM (フォーミュラ・ワン・マネジメント)が明らかにしている。ほかにも、中国では国営 放送『中国中央テレビ』が中継から撤退し、フランスでは有料チャンネルに移行してい ると記事は伝える。ドイツでは、昨年10%減少したというが、2014年もさらに3%減少 。今シーズンはドイツメーカーのメルセデスが圧倒的な強さを発揮し、ドイツのニコ・ ロズベルグ(メルセデスAMG)がチャンピオン争いで首位に立っているにもかかわらず である。こうした状況について、エクレストンはそれほど心配していないようだ。先月『Forbes(フォーブス)』に対し、次のように語っている。
「ドイツのテレビ局『RTL』のスタッフと話したんだがね」「全分野でテレビの視聴率が下がっているのは驚きだと言っていたよ」「なぜか? みんなその程度の時間しか ないからだ。フェイスブックやらツイッターやらをやっていて……。見られるものが山 のようにある」「数字は下がっているが、最終的にはテレビを見ることに戻ってくるよ 」とエクレストンは話している。
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F1の視聴率低下は、日本だけではなく世界的な傾向のようだ。
80年代のホンダF1参戦(ウィリアムズ全盛の時代)からF1のテレビ放送を見続けているが、ここ数年、F1を見るのが退屈になってきた。F1は退屈な番組と感じるのは世 界的な傾向のようだ。
理由はいろいろあると思うが、自分が考えでは、レギュレーションやルールの複雑化、 レースの主体がドライバーからチームに変わったこと、観客にレースの面白さをアピー ルする演出不足が有ると思う。
例えば、昨年までのベッテル選手は圧倒的な強さでチャンピオンとして君臨していたが 、今年は上位チームどころかチームメイトにも負けてしまう状況が続いている。昨年ま での4連覇は、彼の卓越したテクニックなのか、単に良い車に乗っているだけなのかと いう議論があったけれど、結局、現時点までの結果を見ると、ベッテル選手の車が良か ったということが証明されたような印象を受ける。良い車に乗れば勝てる、良くない車 では絶対勝てないというのが今のF1で、結局優勝争いは良い車を手に入れた上位チームのドライバーにしかチャンスが無いということになる。スポーツとしてみると、個人 の技量よりも道具で結果がきまってしまうというのは、見ていて面白いはずがない。ド ライバーはチームの指示に従って車を走らせ、追い越しはピットインで出し抜くしかな く、無理に追い越しをかけて接触したりすると、様々なペナルティを受けてしまう。( ペナルティの内容も素人には判り難い)チームで戦っているのに、同じチームのドライ バー同志の連携プレイはご法度。車はレギュレーションに縛られて、デザインは悪くな る一方だし、電子機器の進化であらゆる情報が、ディスプレイやピットに表示されて、 ドライバーや車の状態が判るようになっているため、結果として車の性能順に走る姿を見るだけという状況になる。レースをしているのは、10位辺りの入賞争いという状況では、面白いはずがない。観客が見たいのは、優勝争いであり誰が一番速いドライバーな のかを競うレースなのだ。そのためには、マシンの性能差ができるだけ小さいほうが良 いし、ルールが簡単で判り易く、ドライバーが多少のリスクは取れるようにしておくよ うな運営が望ましいと思う。
例えば、電子デバイスを少なくして、F1が盛り上がった80~90年代頃のレギュレーションに戻すとか、もう少し人間が絡む部分を増やしたほうが良い。テレメトリーシステムを禁止したり、車体も空力パーツ部分の一部は全チーム共通にする等、いろい ろやり方があるはずだ。今のF1は、チームでも退屈感を感じているようで、フェラーリの撤退の噂がある。勝つ チャンスの無いレースには出たくないというのが本音だろう。観客が見ていて判りやすく、週末のレースが見たくなるような面白いF1にして欲しいと思うが、エクレストンのコメントを見ると、楽観視しすぎるような気がする。この状況でも危機感が無いこの人が問題なのかもしれない。

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