キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

本「バスドライバーのろのろ日記」

2024年04月18日 | Book
著者は、47歳で教師から憧れのバスドライバーに転職した珍しい経歴の持ち主。
この本では、バス運転手の業務内容からバス運行のルールや懲罰、お客さんとのエピソード、迷惑な人達、バス運転手の困りごと(食事やトイレの問題等)、社内での人間関係などを紹介しており、このシリーズのいつものパターンを踏襲していて分かりやすかった。バス運転手の仕事の大変さが実感できる。社内の人間関係でゴタゴタ するのは、どの仕事でもよくある事でそれに悩んでやめてしまう人も多いが、著者は上手く立ち回って好きな仕事を続ける。教師として人前で話すのが得意であり、接客、運転も好きでバスドライバーとしての適性があった。色々な問題を抱えながらも大好きな仕事を続けるが、ドライバーとしての根本的な問題で辞めることになってしまう。 読んでいて、本人の無念さが伝わってきた。
自分も子供の頃、バスドライバーに憧れたことがあったが、この本で業務内容を知ると現実は厳しいと思った。 運転スキルだけでなく、体力や接客のスキルがないと、この仕事は務まらない。また他の交通機関同様、人の命を預かる仕事には大きな責任も伴うが、著者は教壇に立って、生徒に知識を教える事よりも、バスの運転の方が刺激的でやり甲斐を感じていたのかも。

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