キマグレ競馬・備忘録

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本「ベートーヴェン」

2023年12月07日 | Book
ベートーヴェンの入門書。 この本が出版された2020年は、ベートーヴェン生誕250年ということで様々な行事が行われる予定だったが、コロナの影響で多くがキャンセルされた。 ファンにとっては残念な一年になってしまった。 
本の内容は、ベートーヴェンの生涯と代表的な曲について考察したものであり、彼の生き方や作品をざっくりと知りたい人には良い入門書だと思う。 自分もベートーベンの生涯については 、ロマンロランの本で読んだことがあったが、その後の研究で随分人物像が変わってきたらしい。 バッハやモーツァルトの時代と違って、より自分が作りたい音楽、大衆受けする音楽が求められ、その期待に応えたのがベートーヴェンだった。 自分が知らなかった事実や考察が簡潔にまとめられていて大変面白く読めた。 本文中で紹介されている曲は、是非聞いてみたいと思った。
ちなみに初めて聴いたクラシックの生演奏は、ベートーベンの交響曲第3番だった。中学生の頃、九州大学管弦楽団の演奏会があることを知り、友人を誘って聴きに行った。弦楽器の演奏を見るのが初めてで、弦が動いて音が出るのを見てとても感動したのを覚えている。コンサートは、聴くだけではなく、見る楽しみがあることを知った。

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