キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

F1の話題から~F1人気と課題

2023年09月13日 | Sports
久し振りにF1。週末にこんな話題がありました。
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F1の需要が高まる一方、リバティ・メディアCEOはフェルスタッペンとレッドブルの覇権によるF1人気への影響を懸念 byオートスポーツweb
リバティ・メディアのCEOを務めるグレッグ・マフェイは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が現在F1で圧倒的優位に立っていることは、グランプリレースのファン層の著しい成長を維持しようとしている経営陣にとって“課題”となっていることを認めた。先週末のF1第15戦イタリアGPでは、フェルスタッペンが元レッドブルのセバスチャン・ベッテルが保持していた記録を塗り替えて10連勝を達成し、レッドブルは全勝記録を維持した。(後略)
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今年もレッドブルとフェルスタッペン選手の独走状態が続いて、早くも"チャンピオン当確"。ここまで15戦で13勝2位が2回。ポイントが364で、2位に145ポイントもの大差を付けています。(ポイントは優勝が25ポイント、因みに日本の角田選手は15戦でわずか3ポイント)
2位以下の選手はレース毎に順位が入れ替わりますが、フェルスタッペン選手はレース後半は、ほぼ独り旅です。これがレースの面白さを削ぐ原因になるのではと言う話。記事によると「レース前から優勝者が予想できるので、彼以外のファンが落胆し興味を失うこと」を心配しているようです。これはレッドブルとフェルスタッペン選手に非があるわけではなく、他のチームが彼等のレベルに追い付けない事が問題だと思います。
思い起こせば、F1で特定の優秀なチームが独走する事は繰り返し起きていました。私が熱心なF1ファンだった当時は、セナ、プロスト、マンセルという最高レベルのドライバー達が凌ぎを削っていて、毎回誰が勝つか判らない、接触や故障等のアクシデントも多く、ライバル以外にも周回遅れで"通せんぼ"する「腹黒ドライバー」等もいてレースが面白かった。でも2000年代以降は、シューマッハ、ベッテル、ハミルトンのように突出したチームのエースドライバーだけが勝つようになり、今はフェルスタッペン時代です。私も2010年頃までは見ていましたが、独走優勝ばかりのベッテル時代からF1に退屈するようになって、観戦を止めてしまいました。F1のCEOが危惧するのは理解できます。勝者がほぼ決まっているレースほど、見ていてつまらないものはない。FIAもルールを変えて対処しているけれど、技術力があるチームと無いチームでは歴然とした差があるので、結局お金と技術力がある上位チームが圧倒してしまいます。であれば、人間的な要素(人間はよく失敗する)を加味して、レースを面白くするしかない。
例えば、F1のタイヤ交換のスタッフ人数には制限が無いけれど、これを減らして制限するだけで随分違うと思います。実際、アメリカのインディ500では、たった6人のスタッフで全てのタイヤを交換しています。これが見ていてとても面白い。作業の様子も判るし、個々人のスピード感も感じる。一方、F1は多くのスタッフが車に取り付いて2秒で作業を終えてしまう。(昔は8~10秒くらい掛かっていたので、面白かった)アッという間で、誰が何をやっているのか判らない。これは見てもつまらないと感じてしまいます。もう少し観客が楽しめるように改善すれば良いと思いますが、やっている方にはそういう意識は無いのかも。アメリカでもF1人気が出てきたけれど、このままではきっと飽きるだろうな。

F1のピット作業(凄い数のスタッフが取り囲む。誰が何をするのか判り難い)

インディーカーのピット作業(6人で作業、こちらの方が見ていて楽しい)

写真は、ネットより拝借しました。

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