キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

MLB ア・リーグMVP論争

2023年09月28日 | Baseball
シーズン終盤に来て、大谷選手がMVPに相応しいかの論争が起きているようです。
-------------------------------
「オオタニのMVPはありえない!」米専門家が力説 44本塁打&10勝よりチームの低迷&戦線離脱を指摘 byデイリー
米スポーツに精通している著名ラジオパーソナリティのクリス・ルッソ氏がこのほどMLBネットワークのトーク番組「ハイ・ヒート」で確実視されているエンゼルス・大谷翔平投手のMVP受賞について「ありえない」と発言した。(中略)
21年に続いて2度目のMVP受賞が確実な状況のなか、ルッソ氏は「私は彼が獲るとは思ってない」、「私が大谷をMVPに選ぶなんてありえない」と断言。「『MVP(Most Valuable Player)』は『最高の選手』という意味ではない。『価値ある選手』という意味だ」と力説し、個人成績には触れることなく、2桁の借金を抱えるチームの状況と、右肘じん帯損傷と右脇腹痛のけがによる戦線離脱を反論材料に挙げ、「彼を責めるつもりはないが、MVPに選ぶことはない」と続けた。
-------------------------------
2021年のMVPの時も、同様の主張をする人がいました。「MVPは、上位チームで活躍した選手から選ぶべき」という話です。MVPの考え方は色々ありますが、これは個人に対する表彰なので、チーム成績と結びつけるのではなく「1人の選手がチームにどれだけ貢献したか」で測るべきで、それが「価値ある」の意味だと思います。この専門家の論理で行くと、エンゼルス・トラウト選手の3回のMVP受賞(一度もリーグ優勝していないのに)も「ありえない」話になってしまいます。チームの借金は、チーム戦力の問題だし、怪我は不可抗力。選手個人の問題ではない。ただ大谷選手は、シーズン終盤に怪我したので印象が悪くなっているだけです。それでも他の選手達を凌駕する貢献をしています。実際、エンゼルスも8月まで勝率5割近辺で推移していましたが、9月に大谷選手が離脱すると、1カ月でアッという間に借金が10以上も増えてしまいました。それだけ彼の貢献度が大きかったという事です。チームでの彼の存在が大きく、傑出したパフォーマンスを見せた事が、MVPに推される理由だと思います。
まあ世の中には天邪鬼がいて、メディアが騒ぐので「大谷嫌い」になる人もいるだろうし(「大谷をどう思うか」ばかり聞かれてウンザリしている選手もいると思う)、「投打でプレーして、いつもMVPはズルい」と思う人もいると思います。(でも自分が応援しているチームに来たら、コロッと変わる)
この記事を読んで、たぶんこの専門家も天邪鬼の類かなと思いました。彼のMVPは間違いないと思いますが、この先どのような異論反論が出て来るのか楽しみです。(^^;)
★ホームラン王の行方~残り4試合
ガルシア選手がホームランを打って、38本で6本差。ジャッジ選手も2本打って、37本で7本差です。明日の試合でもし両選手がホームランを打てなければ、残り3試合全てで2本以上打たないと追い付かない計算になります。さすがにそれは無いと思いますので、明日の試合結果で大谷選手のホームラン王が確定となりそうです。
明日の試合は、彼等の打席で「"逆"神風」(強烈な向かい風)が吹いて欲しいです。でも、試合はドーム球場だったかな(^^;)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする