オリンピックの合間に読書。コラムニスト松尾貴史の本を読んでみました。
この本は雑誌のコラム(2019年から2020年)を政治、コロナ、文化、言葉のカテゴリーでまとめており大変面白かった。著者は、現在の日本の出来事に色々と違和感を感じることが多いらしい。 自分の中にある常識や考え方と乖離すると、何か変だなと思うことはよくある 。自分も著者の意見に納得できる部分もあるけれど、そこまで言わなくてもと思うことも多かった。 特に政治家へは辛辣な意見が多いが、政治家も人間で間違うことや失言はある。そういう人を選んでしまった国民にも違和感があるということだろう。 色々な違和感をこれでもかと書かれているけれど、少々気にし過ぎの印象もある。 言葉はニュアンスが伝わればそれでいいと考える人たちが増えており、言葉を厳密に定義しても使えない人が多いだろう。
あまり言い過ぎると、著者自身が違和感の対象になりかねないと思った。