今週は凱旋門賞。出走馬の情報が徐々に増えてきました。
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【凱旋門賞】クラックスマンは出走に消極的、
人気のシーオブクラスらは前向き by netkeiba.com
昨年の欧州最優秀3歳牡馬のクラックスマン(牡4、英・J.ゴスデン厩舎)は、
同レースが良馬場で行われる見込みが高いことから回避の可能性が高いとオーナーサイドが
認めた。同馬は稍重・重馬場(Good To Soft・Soft)のレースでは5戦5勝。(中略)
同様に、バーデン大賞(G1・芝2400m)の2着からとなるデフォー(牡4、英・R.ヴェリアン厩舎)
陣営も、馬場が硬い場合には回避の方向。
一方、昨年のエネイブルと同じくヨークシャーオークス(G1・芝2400m)優勝から
となるG1・2勝のシーオブクラス(牝3、英・W.ハガス厩舎)は、馬場が柔らかくなるのであれば
回避と示唆していたこともあり、こちらは追加登録をしての出走に現時点では前向き。
前哨戦のフォワ賞(G2・芝2400m)を勝利したヴァルトガイスト(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)も
出走見込み。また、今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1・芝2400m)の
2着馬クリスタルオーシャン(牡4、英・M.スタウト厩舎)は、追加登録をせず回避となる
可能性が高い。
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凱旋門賞は、芝馬の世界一決定戦と言っても良いくらい格式の高いレースですが、
出走にあたっては、色々な思惑があるようです。
「本当に強い馬は、どんな馬場でも強い」と考える日本の競馬ファンにとっては、
重馬場だったら出走、堅い馬場だったら回避という、馬場の得意不得意に合わせて
参戦を決めるというのは、何だか割り切れない感じがあります。
確かに不得意馬場で惨敗して、馬の価値が下がってしまうくらいなら
参戦しない方が良いかもしれません。ビジネスとしては全うな意見ですが、
不得意でもやってみなきゃ判らないという気概も欲しい気もします。
世界の一流馬が競うレースなのだから、負けてもともと。負けを怖がって
回避するというのは情けない感じもします。(まあ素人の意見ですが)
自国の弱い馬を相手に、得意な馬場だけを選んでG1を勝っても、
本当に強い馬と言えるのかどうか、、。
日本のクリンチャーの評価は低く、負けて元々ですが、奇跡的に展開が向けば、
勝つ可能性が全く無い訳ではないと思います。欧州のドタバタの有力馬情報を見るにつれ、
念入りに準備を進めるクリンチャーへの期待が高まります。
是非、本番でアッと言わせるようなレースをして欲しいと思う次第であります。