大阪らしい面白い記事がありました。
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橋下知事と記念写真、退職者半数が辞退…有料化「情けない」(読売新聞)
大阪府が、定年退職する府職員を対象にした知事との恒例の記念撮影で、今年度から写真の無料配布をやめ、職員の自己負担に切り替えたところ、退職予定者らが反発、半数が橋下徹知事との記念撮影を辞退した。橋下知事が打ち出した財政再建策の一環だが、「退職金を5%カットされるうえに、写真代まで払わせるのか」という不満の声が多く、現役職員からも「長年、府政に貢献してきた先輩に、あまりに失礼」と同情論が持ち上がる事態に。急きょ、府職員互助会が全額を肩代わりすることになった。(中略)府は退職予定者687人に「写真は今年度から有料。1人当たり1100~2500円」と案内。記念撮影の参加者を募ったところ、毎年8割が参加するにもかかわらず、希望者は4割に満たない260人にとどまった。府職員互助会が全額を肩代わりすることになり、最終的な参加者は増えたが、それでも、ほぼ半数の377人という。撮影を辞退した男性職員は「金の問題ではない。長年の功労にもかかわらず、最後の最後で、こんな扱いとは。情けなくて参加する気にもならない」と嘆いていた。
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このご時世、多少減ったとしてもたくさんの退職金もらって定年退職できる人は幸せだと思います。おまけに人気タレント弁護士・知事とたった2500円で写真を撮ってもらえる。橋本ファンならそれほど悪い話ではない。これは、橋本知事の暗黙のメッセージ=長年の功労は判るが、どうして借金だらけの自治体になってしまったのか=それを考えるべきという話です。でもこの世代だけが悪いわけではないので、少し気の毒な感じもします。退職金を減らされて写真代も取られて、その写真を大切に保管するのかな。橋本知事への「恨み」の写真になってしまいそうです。