今年もF1が開幕しました。
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F1開幕戦オーストラリアGPの予選が28日(土)、メルボルンのアルバートパーク・サーキットで行われた。2009年初のポールポジションを獲得したのは、ブラウンGPのジェンソン・バトン。2番手にもルーベンス・バリチェロが入り、ブラウンGPがフロントローを独占。ブラウンGPは、Q2で揃って1分24秒台を記録するなど、圧倒的なパフォーマンスをみせた。ジェンソン・バトンのポールポジションは2006年のオーストラリアGP以来、そして新規参戦チームがいきなりポジションを獲得したのは1970年カナダGPのティレル以来となる。
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予選の模様をテレビで放映していましたが、昨年の上位チームが軒並み順位を下げる中、ホンダのリソースを受け継いだブラウンGPが上位を独占しました。車体の開発はホンダの時代から始められ、約15ヶ月掛けて熟成されたということで、現時点では他チームに対して多少アドバンテージがありそうです。元ホンダのスタッフにとっては、もし経済危機が無ければその苦労が報われたかもしれませんが、今回の結果が素直に喜べない部分もありそうです。
ドライバーのコメントでは、「メルセデスエンジンの優秀さ」を評価していましたから、もし今年もホンダエンジンだったら、このような結果にならなかったかもしれません。まあ、ホンダがF1を撤退した理由もその辺りにあったのでしょう。経済危機とか環境に配慮と言ってますが、実は最もお金が掛かるF1エンジン開発で他社と競争できる技術が無いというなら充分理解できます。いずれにしても、多少ホンダと関わりがあるブラウンGPの今後の活躍に期待したいものです。