キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

「紅一点論」にみる教育

2005年03月14日 | Book
仕事で表計算ソフトやプレゼンテーションソフトを使っているせいか、本の中に表やイラストを見つけると、過剰に反応してしまうことがある。
最近、斉藤美奈子の「紅一点論」を読んでいたら、こんな表が出てきました。アニメにおける著者が定義した「男の子の国」と「女の子の国」を比較した表で、この内容を文章にすると数ページ費やすところが、わずか一ページで話の内容がほとんど判ってしまう。マトリクスでものを見る。実は、これも学校教育のお陰です。学校に通いながら、ものの見方を自然と学習してきたわけです。
以前、仕事で海外に要点をこのような表にして送ったところ、「何の表なのかよく判らない」という返事をもらったことがあります。中身が判らないのか、見方が判らないのか特定できませんでしたが、表の見方の教育を受けていなければ、理解するのは難しいのかもしれません。教育というのは、普段意識しないところで役に立っているのです。
ちなみに、アニメと伝記における女性の役割について論じた斉藤美奈子の「紅一点論」は、なかなか面白い本です。これを読むと、アニメや漫画の見方が確実に変わります。




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