始めたよ!一口馬主~チーム・ノーマンの挑戦~

競馬と少し距離を置いていたが、一口馬主を始めて、資金力が無いのに入れ込んでいるノーマンが書く備忘録

[シルク]フィエラメンテの18牡

2019-08-18 22:50:37 | 2018年産出資馬

フィエラメンテの18牡1[シルク]
 父ジャスタウェイ
 母フィエラメンテ (タニノギムレット)
美浦・高橋文雅厩舎予定
1口5万円/総額2500万円

配合の累代は、ジャスタウェイ×タニノギムレット ×Nureyev ×Sharpen Up ×Terrible Tiger。
クロスはHail to Reason5S×5D、Nearctic5S×5D。

母10歳時の産駒。5番仔。
母は6戦未勝利。

母の産駒は3頭が中央でデビューして、初仔の牝馬こそ未勝利だったが、あとの2頭の牝馬は勝ち上がっている。
ただし、勝ち上がった2頭の牝馬は3歳時に登録を抹消されており、4番仔の現2歳のダイワメジャー牡馬も既に登録を抹消されている。
どうやら体質が弱い産駒が多いようだ。

祖母はフェアリードールで、トゥザヴィクトリーやサイレントディールは母の半姉兄。
この牝系の活躍馬は多数。

父ジャスタウェイはハーツクライ直仔で、産駒に出資したいと思って来た。
ジャスタウェイは種牡馬としての期待が大きかったんだろうけど、募集された産駒が高くて、1口金額と血統でなかなか折り合わなかった。
1口金額が落ち着いてくれば1頭は・・・と思っていた。

ジャスタウェイの成功配合は分かっていない。
1年目の産駒から重賞勝ち馬を出せておらず、種牡馬としてのポテンシャルはどうだろう?
また、本馬は3年目の産駒で、一般的には繁殖牝馬のレベルが落ちる年と言われている。

父ジャスタウェイの配合のポイントが分からないので、自分としてはハーツクライ産駒と同様にナスペリオン血脈を継続クロスして、ナスペリオン的な斬れを期待したい。
母の母父がNureyevで、この条件を満たしている。

というか、単純に、自分が好きなトニービンとNureyevを内包していることが出資のポイントとなった。

もう1つのポイントとして米血の呼応があるけど、母にLa Troienne血脈が無い。
Revokedに関しては、母の父タニノギムレットの父系であるRobertoがBlue LarkspurとSir Gallahad=Bull Dogの組み合わせを持っている。

本馬の配合を考える上で、母の父タニノギムレットの存在が難しかった。
タニノギムレット自身は母父クリスタルパレスの影響でフレンチな斬れを見せたが、ダート寄りになりそうなパワー血脈も内包している。
フェアリードールの牝系からはダートの活躍馬も多数出ていて、ダート寄りになる可能性がない訳ではないと思ったけど、もっとダート向きな配合の場合だし、(自分は馬体で判断できないけど) 馬体を見るとダートという感じがしなかった。

まあ、忙しくて深掘り出来ていなくて、申し込み時点ではこんな感じの見解で、良い方向に転がってくれれば・・・という気持ちだった。

出資が決まって、改めて血統表を見ると、フェアリードール牝系特有の「HyperionとLady Juror」的な粘着力と機動力に、ハーツクライの母アイリッシュダンスの「HyperionとLady Juror」を重ねて、サンデーサイレンスの父Haloの機動力とブライアンズタイムの父Robertoの機動力を加えた芝中距離馬になる可能性が1番高いのかな。

そうすると、東京より中山コース向き。
サンデーサイレンスの斬れ、ナスペリオン的な斬れ、タニノギムレットのフレンチな斬れが表に出てくるとややこしくなりそうだ。

血統表をつかみ切れていないので、ある意味、どんな競走馬に成長するかを楽しみにしたい。
勝ち上がれるぐらいに、競走馬としてまとまってくれれば。

 

[シルク]ストゥデンテッサの18牝

2019-08-18 18:10:01 | 2018年産出資馬
今年のシルクのドラフトは不調に終わった。
(確保できた仔達がいるので、失敗とは言いたくない。)

出資できた仔達は、低実績で出資可能ということも含めて人気が無かった募集馬ばかり。
(抽優・実績でハジかれるため、募集馬の半分くらいは初めから縁が無かったイメージ。)

とにかく、上手く立ち回ることが出来なかった。
経験の少ない厩舎を予定している馬が多いし、結構リスクがあると思っている。
良い成長に期待する。

◇◇◇
ストゥデンテッサの18牝1[シルク]
 父ハーツクライ
 母ストゥデンテッサ (High Yield)
栗東・渡辺薫彦厩舎予定
1口4万円/総額2000万円

配合の累代は、ハーツクライ×High Yield×Mr. Leader×Outing Class×Tom Fool。
クロスはHail to Reason4S×4D、Northern Dancer5S×5D。

母11歳時の産駒。7番仔。
母はアルゼンチン産で、アルゼンチンで3勝 (勝ち距離:1200m~1600m)。
ホルヘアルチュチャ大賞典-G1 (ダート1500m) に勝ち、アルゼンチン1000ギニー-G13着、アルゼンチンオークス-G14着など。

産駒はセレクトセールでそれなりの金額で取引されてきた。
稼ぎ頭は初仔のアドマイヤピンク牝 (父キングカメハメハ)で、2勝を挙げてアネモネS(OP)3着 (総賞金4108.2万円)。
3歳、2歳は東サラで募集されていて馴染みがあり、2歳のレッドロジンカ牡 (父ジャスタウェイ) に興味を持っていた。

自分が考えるハーツクライ産駒の配合のポイントの第1は、ナスペリオン血脈の継続クロス。
ナスペリオン血脈とはNasrullahとHyperionの組み合わせを持つ血脈のことで、自分が好きなトニービンやNureyevが内包している血脈。
父ハーツクライの母父がトニービンなので、母がナスペリオン血脈を内包していることが条件になる。

母の3代父Outing Classは、父がNasrullahで母父がHyperion産駒のKhaledなのでナスペリオン血脈と言える。
ただ、Outing Classの母がSwapsの全姉なのでパワー型のイメージで、ナスペリオンの斬れを期待できるのか?

 ┌Nasrullah
 Outing Class
 │ ┌Hyperion
 │┌Khaled
 └△

また、母の父High Yieldの母父がフォーティナイナーで、その曾祖母Courtesyが父Nasrullah・母父Hyperionのナスペリオン血脈。

ということで、母がナスペリオン血脈を内包していて、ポイントを満たしている。

自分が考えるハーツクライ産駒の配合のポイントの第2は、米血の呼応。
父ハーツクライの3代母My Bupersが内包している米血Busanda (とRevoked)の強調。

BusandaはWar Admiral+La Troienneという血脈。
残念ながら、母ストゥデンテッサはLa Troienneを持っていない。
ここは、自分にとって不安材料。

RevokedはBlue Larkspur+Sir Gallahadという血脈で、それとニアリーな血脈はいくつかある。
本馬はHail to Reasonのクロスを持っているが、その母NothirdchanceがBlue Larkspur+Sir Gallahadだし、母の父High Yieldがクロスを持っているBull PageがBull Dog (=Sir Gallahad)+Blue Larkspur。

次のポイントは、母がNorthern Dancerのクロスを持っていること。
その理由は、晩成傾向があり勝ち上がりの時期が遅くなるハーツクライ産駒の完成を少しでも早くするため。
母の父High YieldがNorthern Dancerの3×4で条件を満たしている (Danzigはないが)。

あと、HaloのニアリーはStorm Catの母Terlingua。

以上をまとめると、母ストゥデンテッサについて、
 ・ナスペリオン血脈:Outing Class、Courtesy (弱い?)
 ・La Troienne血脈:なし
  ・Revoked:なし、ニアリーあり
  (・Mr. Prospector:なし)
 ・Northern Dancerのクロス:Northern Dancer4S×5S
  (・Danzig:なし)
 ・Haloのニアリー:Terlingua
となり、東サラのビジュアルショック18牡と比べると、やり過ぎていない。

自分にとってはLa Troienne血脈があった方が安心できた。
それでも申し込んだのは、他のハーツクライ産駒と比べて1口金額が手頃で人気が無さそうだったので、東サラのビジュアルショック18牡とペアで考えた。


ちなみに、母ストゥデンテッサの4代母Sunsetは、トニービンが内包するナスペリオン血脈Hornbeamと3/4同血。

 ┌Hyperion
 Sunset
 │┌Bois Roussel
 └△
  └Point Duty

 ┌Hyperion
 Hornbeam
 │┌Nasrullah
 └△┌Bois Roussel
  └△
   └Point Duty

我がチームでは、過去にHornbeam≒Sunsetを持つアペリラ牝 (父キングカメハメハ)に出資したが、体質が弱くて3歳7月にデビューして3戦未勝利、最後のダート戦ではタイムオーバーだった。

Hornbeam≒Sunset5×5がどのくらい効くか?は分からないけど、こういうのは好き。