りんどうを踏めば蛇が出てくる。
青城澄
向かって右の天使は、片目を隠しているので、アリオトです。
ですが、あまり似ていません。本人はもっと男らしく、たくましいひとです。
この絵柄に合わせるために、少しやさしげに描かせてもらいました。
小さな女の子たちは
勉強をしましょう
算数は楽しく
国語はまじめに
理科はまっすぐに
社会には驚いて
歌を歌うときは
素直な声を出しましょう
友達が上手に歌えた時は
みんなでほめてあげましょう
わからないことがあったら
友達に聞きなさい
友達に教えられることがあったら
何でも教えてあげなさい
絵を描くときは
世界やものを見る目を
澄ましましょう
神さまが創られたものは
どんなものであるかを
深く見つめましょう
そしてきれいに描いてみましょう
下手でも構わない
神さまが絵の中に何かを見つけて
それを教えてくれるでしょう
女の子たちは
まじめに勉強しなさい
男の子たちは
時々反抗して
馬鹿なことをするから
少しでもいいことを教えてあげるために
一生懸命にやりましょう
助け合いなさい
いじめたりしてはいけませんよ
間違ったことをしてしまったら
すぐに直しましょう
素直に謝っている人がいたら
いつまでも恨んでいたりせずに
許してあげなさい
きれいになりたい気持ちはあるでしょうが
むやみに着飾ってはいけません
子供のうちは遊んでもよいが
もう十分に大人になってきたら
かわいくなるよりも
かしこくなるほうが大事だと思いなさい
大人の手助けをして
いいことをたくさんやっていきましょう
小さな女の子たちよ
あなたたちは
神の宝だ
愛していますよ
愛の小鳥を
魂の中に飼い
いつもその声を聴いていなさい
それは美しく
愛している
すべてを愛していると
鳴くのです
質素な服をまとい
化粧をしてはなりません
晴れの装いをするときにのみ
花をひとつだけ飾りなさい
宝石や金などは
それがなければいけないときにのみ
使いなさい
髪は長くのばし
きれいに櫛といて
いつもは小さくまとめていなさい
子供たちが
髪をほどいて見せてくださいと
頼んでくる時にだけ
ほどいて見せてあげなさい
誰かがそれを見てよくなることが
わかっている時にしか
髪をほどいて見せてはいけません
あなたは美しいと
誰かにほめられても
はにかんで御礼を言うだけで
本気にしてはいけません
なぜなら
美しいのは
自分ではなく
神なのですから
品の悪いことをしてはなりません
愛以外のことを見てはなりません
興味を持ってもなりません
勉強をし
教養を深め
知性を高めなさい
愛をうたい
愛を行い
すべてを幸せにすることを
目的として生きなさい
男性を
深く尊敬し
愛ですべてをやってあげなさい
愛のために
まっすぐに生き
まっすぐに生き
神を深く愛しなさい
そして
それでも
だれにも理解されず
かえって
死んでしまえと言われるときは
何も言わず
微笑んで
死んでいきなさい
向かって右から、ルナ、アルヤ、サビクです。
けっこう似ていますが、ルナ以外は、ここまで女性的ではありません。
この絵柄では、どうしてもかわいくなってしまいます。
望みのない期待をもって、私は部屋の隅隅に彼女を捜す。見つからない。
私の家は小さい。一度無くしたものは二度と戻って来ない。
ラビンドラナート・タゴール
百合の花をいっぱい描いてみました。
「ゆる」とは上代の東国方言で「百合」のことだそうです。
おもしろそうなので使ってみました。
左の眠っている天使にも、似た人がいますよ。
だれかは言いませんが、実像はもっと男らしいです。
この絵では、地上での天使のイメージに合わせて、みな女性的に描いています。
だれかの夢の中で、かのじょが甘い葡萄を採っているという図です。
画面の右隅の二人は、アンタレスとルナです。
実際はこんな感じではありません。友達というより、親子という感じです。
かのじょは女性そのものという顔をしていますので、他の天使と比べると、どうしても子供に見えるのです。
