世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

2024-06-19 02:29:16 | 歌集・こてふらん

浅茅生の小野のかたへにひとり立ちしづかに光るゆふづつを見る



ひとりゆくはるけき道に月は照り苦しみおほき世をふりかへる



ねの方にうごかぬ星をあふぎみておのが心に光を移す



夏草の深きまよひの世にありて心の星にしたがひてゆく





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2024-05-29 02:51:39 | 歌集・こてふらん

闇に病む猿のたかぶり世を責めて身にはねかへるあほうの地獄



猿真似の美人を衒ひ堂々と世間を歩く醜女の驕り






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たんぽぽの

2024-04-17 03:45:05 | 歌集・こてふらん

たんぽぽのてんてんともる野をゆきてふときく風の音に驚く



ありとある人のすべてはよきものと涼しき神の風はささやく



うつそみの人を恨みて世をなげきおのれをくづす人の苦しさ



よきものをよきものとみて道をゆく人を喜ぶたんぽぽの群れ





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ゆく春の

2024-04-14 03:59:43 | 歌集・こてふらん

ゆく春の色ををしみて今しばし待てとたのみし散る花の下



さくら花野のいちめんに紅をしきすぎゆく春の夢にいにけり



花の野をゆきて君見し夢をおひすくひの種をこの世にまかむ




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ひともとの

2024-04-13 03:35:58 | 歌集・こてふらん

ひともとの花踏むこともなきてゆくことかたき世をひとりゆく君



君の目にすむかなしみをとふこともならずかへししむなしきゑまひ



月影をあみて心を忘れ去りうすびかりする珠となりたき



春あさきころにであひしその花にすくひの夢をかたりし君よ




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入院中の歌③

2018-08-04 04:17:26 | 歌集・こてふらん

春は来てあなさくらぎの照り映えてふるさとを見るあけぼのの空

白雲の白きにまがふうすべにのさかりの春にあまつ日の照る

みみなぐささにはのすみにのび出でてちひさくしろき星光かな

光降る春のしじまにまどろみのあはき夢見したまゆらの恋

愛情のふりをしていふ空言の空のやかんのごとくつめたき

やさしさは自分を守るためのうそばれたらこまるほんねのほんね

患者より大事な医者のメンツかな誤診ごまかす小技は名医

本当のことを言われて馬鹿になりだれかのせいにして逃げる人

ぬばたまの夜空の星をみがきみてひとりの部屋にともしてみたり

奥山の石工の胸に咲く百合の深き眠りをとほく見る人

さくら花さかりの春にあふれ咲き光も風も心にぞとく

何を見てわづかにゑまふ昼の月

すみれ草あをきいさめをうたひつつみちのべにさくしづかなる風

病棟の窓に見る山朝来る

いざよひて窓に明るき夜半の月

うそばかりついておのれにかへる時たれをうらむか凡庸の人

おのが身の馬鹿さ加減もわからずてたまる借金苦しかりけれ

子育ての苦きをたへてくれるのは親ばかりとぞおもふべきなる

出ぬ月を待たむここちも月夜かな

面倒な仕事は全部ひとまかせいばってりゃいいバカ殿社長





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入院中の歌②

2018-08-03 04:16:47 | 歌集・こてふらん

約束の鍵はまはりて馬鹿どもの塔はくづれて現象の波

銀鈴の声を鳴きては人の世のまことをたのむいのりなるかな

野にありてむらさき光るあやめ草風を呼びつつしづかにうたふ

いそのかみふる霧雨に音もなくかすかにぬるる君のかなしみ

春は来てとけて消えぬるうすらひの中より出づるためいきの風

くるほしき罪の闇夜を背に塗りて夜明けの色におびゆる心

やさしさのふりをしてやるごまかしの自分に語るいひわけの山

えらさうなやつは無能な馬鹿ばかり強く出なくちゃさぼりがばれる

いはを打つ波のごとくにくりかへしいひてかひなきちとせのためし

空晴れて山はゆるぎて水は散り花はさわぎて春となりぬる

ためいきを積みてはかりてひとつぶのしらたまほどの重みをつくる

根が伸びて高くなりたる浮草の根もなきうそのくるしかりけれ

馬鹿どもの力関係くそにカビ生えぬ山にも無理やり生える

巻紙や死人の口を拭き清めよけいなことはいはざれといふ

馬鹿女男だませの心もてなにかは馬鹿を無垢とあざむく

人を食ひ我が身をしきといふほどに汚れゆく身の苦しかりけれ

いづれにかきみがゑまひのかなしきをせむるすべなきよき世となさむ

花嵐春の川水深けれどくれなゐの野に玉見出さむ

われならぬものとなりはてたまちはふ神も知らざるものとなりけり

くれなゐをわづかにふくむうす月の春にまよひてまぼろしの恋





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入院中の歌①

2018-08-02 04:16:26 | 歌集・こてふらん

さみしさをしじまの箱の隅につき生ひくる夢としばし語らむ

苦しきは心をかへし裏を見る夢だに知らぬ凡庸の群れ

しほさゐの音をとほく聞き思ひ出の夢にとけゆく夜のしづけさ

ゆふ花の黄金の粉を風にまき涙にくるるいつはりの春

住江のまつの岸辺にかひひろひしじまの海の声をこそ聞け

裏庭に立てども立たぬ水を立ていしずゑを組むいつはりの橋

印籠を見せて敵を支配するあほうのわざの苦しかりけれ

群れさわぐ酒神の祭り森をゆき夜更けに建てしさかさまの塔

野に散りてはかなきてふの体温を追ひてはからむ崩壊の朝

さかさまの高殿はたち飛ぶ鳥も苦き尻見る人間の丘

海に浮く細き小枝に塔を建てものいふ猿のやすやすとすむ

苦き実の枯れ木に生りて蜜をぬりよきものとして人に食はしぬ

ちはやぶる神のみや知る苦き雨落ちて知るべきさかさまの罪

暗き夜に心と虚無が摩擦するうすきあかりにあほうが群れる

閃光は空をつらぬく神の玉くづるる人のいつはりの夜

深みゆく不二の青さを夢に見てくすしきわれのゆく道をとふ

何恥ぢてかうべたるるか裏山の風にももだすくまざさの群れ

さらしなやをばすて山に月は照り下葉の露をのむ人を見る

あまびこのおとづれもなきいはやどの夢にこそ見れ貝の鳴く声

あかねさす昼にも暗き山かげに巣篭る蜘蛛の苦しきなげき





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大火の歌集・2

2017-11-22 04:17:51 | 歌集・こてふらん

(またやってしまいました。お楽しみください。)


どうしても笑えぬネタを大舞台総身に浴びる冷たい視線 

ふんどしがとれてまるだし猿の尻ばれて恥ずかし顔のが赤い

猿楽はから様ばかり舞ひ踊り阿保はやまとや荒せどんどん

水泡に帰する大馬鹿デカすぎて馬鹿を認めることもできない

嘘ばかりつかねばならぬ世にありてペットショップで猫を見る馬鹿 

頭よき馬鹿の猿などおりはせぬ猿の浅知恵猿の落ちぶれ

はげませど二度とは生えてこぬものともうあきらめろ毛生え薬は

男前高い身長モデル並み女が来なきゃただの長糞

適当に痛いものでも入れといて毛生え薬のラベルで売れる

むなしきは女が逃げた合コンとごはんもうどんもないボンカレー

何もかも見事に決まる大火星えっさかほいさそれいけやっほー 

馬鹿男戦いたくねえ言い訳は相手にするのが馬鹿なんだとさ

糞玉か何かと人の問ひしとき金とこたへて蹴らましものを 

芸ノー界うけなきゃただの馬鹿ばかり派手な服着て阿保が丸出し

いたいとこつかれる快感覚えたらもうだめなのよあなたなしでは

ブスにブス言える男はすごいやつ女も妬む美形な大火

自己批判したほうがいいやつはしろ大火はかつてしたことはない

たまらないこれがいいのよ大火様俺の魅力でひきつけてみろ

憎いほどド派手が決まる大火様かわいいかのじょも必死で見てる 

馬鹿ばかり騒ぎ栄える世の中は流す間際の糞のかたまり

これやこの普通はコケる第2弾もっとすごいぞ大火の歌集

ご要望あれば書籍化しましょうかベストセラーか大火の歌集

短歌界出れば大変その歌集お願いだから出さないでくれ





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大火の歌集

2017-10-08 04:18:40 | 歌集・こてふらん

(ツイッターでの大火の傑作を集めました。最後のみ新作です。おわらい、いえ、お楽しみください。)


世の中を乱すはブスの怨念とガキの奢りと男の嫉妬

はしきやし月よ来よとてしろかねの餅を見すれどかへる声なく

こなかけて俺ホモですと断られ嫌な女はたそがれていく

負けるのがいやでだれかのせいにして美人ばかりをいじめてきたの

本当の孤独と言うは本当の自分を好きじゃない自分だよ

勉強もせずに美人になってたら高ビなだけのブスになってた

人類の天使のイメージぶち壊す大火のキャラは今最高よ

何もせず美人ばかりを見ていたらおれの人生まるごとドボン

性格の悪いドブスになりました嘘が通用しないからです

あまつ星真砂にあれど大火ほど熱きさへづりなきとこそいへ

負けん気は馬鹿の墓とぞおもひしれ負けねば人は明日を踏めぬ

かぴばらのぬるき湯にゐて何もせぬ身がうらやましうたて人の世

偉そうにするから馬鹿になるんだよできねえやつは頭を下げろ

金剛のおのれといふはとこしへにわれをなさむとするわれにあり

月ならば高空にあり人知れず照らすものかなかく生きてみよ

悪乗りの大火と馬鹿のせぬしぬの落差は星とみみずのうんこ

ゆるふわで馬鹿のふりして無理しない自然体とは死んだクリオネ

惚れ薬あったら出してよドラえもんあほかおまえはいんでまえ馬鹿

白玉の色よりもなほ清きとぞ猿の毛玉を愛づる馬鹿かな

嫌いだと一生人を馬鹿にして気付けば何もないこの人生

やるやつを見てるだけかよおまえらはぼちぼちカスの人生終わるぞ

ばかどものきらいなおれのかっこよさほれぼれと見ろありがたく見ろ




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