世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

馬鹿女

2018-07-31 04:16:34 | 詩集・絹の鎖

炎のままこおりついた
感情をのみこんで
わたしは
わたしはわるくないと
いうのです

わかっているのです
わたしがわるいのは
けれどそれをみとめると
わたしがみじめになりすぎるのです

あまりに
ちいさいから
あまりに
ばかだから

このはいちまい
うごかしたことのない
おんなが
空を支えていた
天使を馬鹿にしたなんて

そんなこと
ぜったいに
みとめるのは
いやなのです

うすいこおりでできた
勲章をかんで
こんなものばからしいと
わらいながら
ひとをばかにして
ひとをばかにして
ひとをばかにして

じぶんがえらい
つもりにしなければ
わたしは
じぶんを
いきて
いけないのです





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愛していると言いなさい

2018-07-30 04:17:14 | 言霊ノート

人間同士の争いというのは、さまざまな複雑な問題があり、難しいものです。あなたがたは、人間の中に強大な敵を見出し、宿敵を超越するために、時に神や天使を権威として利用します。あなたがたは、敵がいるゆえに人間を乗り越えて、人間以上のものになりたいと願うのです。しかしそれは愚かなことだ。人間にとって人間同士の友情ほど、ないがしろにされている愛はない。誰かを乗り越えるために、今の自分を異様なほどに超えて、別のものになってしまえば、あなたがたは、暖かな人間の愛を見失う。それはそれはさびしい。人間であること、人間同士の友情、愛を大事にしなさい。そばにいてくれる友達を大切になさい。愛していると言いなさい。わたしたちはいつも、お互いに愛していると言います。愛しているからです。だからいつも助け合い、愛を送りあう。わたしたちは遠く離れていますけれども、だれよりも近くお互いを感じている。わたしは彼らがわたしのもとに寄せてくれる愛を感じるとき、幸福です。あなたがたにも、そのように愛し合ってほしいと思うのです。

ルナ






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愛のために

2018-07-29 04:16:01 | 言霊ノート

自分というものほど、大事なものはない。そのだいじなものを、愛のために捨てる時、自己存在というのはとんでもなく美しくなるんだよ。

アンタレス





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美女とヴァラエティ

2018-07-28 04:16:22 | 言霊ノート

パンと見世物、美女とヴァラエティ、民衆の欲しがるものはそれか。ともかく、馬鹿は現象的な刺激しか欲しがらないのだ。そういうものたちに政治を荒らされる民主制には、大きな欠点があるとしか言いようがない。

アンタレス





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人魚

2018-07-27 04:16:43 | 詩集・絹の鎖

凍り付いた人魚を砕いて
その血を食べました
流れ藻のように美しい
髪を手に入れるために

真実は
朝刊のチラシに包んで
燃やしました
灰になるまでもやして
土に埋めました
誰も知ることはないはずです

わたしはこのまま
永遠に生きるはずなのです
すべてを奪ったからです
顔も肉も頭も
心もすべて

だけどみなが
わたしにいうのです
おまえは人間ではないと
人魚の顔をしていると
誰も知らないはずの真実が
わたしの中でうずき
それは奇妙な虫となって
わたしの背骨を走るのです

背骨がひらき
そこからわたしはうらがえって
すべてが
人魚になってしまうのです
誰も知らないはずの真実を
吐きだしながら
わたしは
わたしの中から生まれてくる
恐ろしい人魚の
脱ぎ捨てたからになるのです

知らなかったことを
とうめいなうろこのようにまとい
風が問いもしなかった質問に
応えてくれる
おまえは実に
つまらないものになったのだと
すべてを
捨てたからだと

凍り付いた人魚を砕いて
その血を食べました
流れ藻のように美しい
緑の髪が欲しくて





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美女の存在

2018-07-26 04:16:31 | 言霊ノート

嫉妬に苦しむ自分の不幸を
美女の存在そのもののせいにしてはならない
あんなものがいることが悪いのだと言えば
おまえもまた
その存在を問われる
おまえみたいなものが
いるのが悪いのだと


ヴィンデミアトリックス





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おまえの生き方は

2018-07-25 04:16:42 | 詩集・絹の鎖

神さまは
一匹のかえるにおっしゃる
おまえの生き方は
こうするのだぞ

するとかえるはいう
はい 神さま
はい 神さま

鳴きなさい

はい 神さま
はい 神さま

泳ぎなさい

はい 神さま
はい 神さま

跳びなさい

はい 神さま
はい 神さま

恋をしなさい

はい 神さま
はい 神さま

抱き合いなさい

はい 神さま
はい 神さま

産みなさい
はい 神さま
はい 神さま

死になさい

はい 神さま
はい

神さまは
一匹のかえるに
おっしゃる

おまえの生き方は
こうするのだぞ

生まれなさい

はい 神さま





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小さな薔薇の木

2018-07-24 04:16:27 | 花と天使・第2巻


入院中に描いたものなので、少し色がうすくなっています。
色鉛筆はすぐ退色してしまうのが難ですね。

薔薇の木はかんたんなのですぐ描いてしまいます。





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梅と天使

2018-07-23 04:17:50 | 花と天使・第2巻


昨日のようなタイトルをつけようとすれば、梅下天使図というところですね。

でも梅がうまく描けなかったので、ちょっと遠慮しました。





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木蓮樹下天使図

2018-07-22 04:18:40 | 花と天使・第2巻


パソコンが新しくなりました。古いパソコンと一緒にスピカのエッセイが飛んでしまったので、今日は天使の絵を紹介します。

タイトルは日本画風に気取ってみました。ほんとに日本画でこんな図を描いたら、きっときれいでしょうね。





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