世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

タリルと天使

2017-03-31 04:18:38 | 花と天使・第2巻


タリルはかのじょの処女長編の中に出てくる幻想的な生き物です。

発達した胸鰭を広げて空を飛ぶ、真珠のように白い鱗をした巨大な魚です。

優れて高い設定がある。人によってはきついと感じるかもしれませんが。

当時の人ではなかなか思いつかなかったでしょう。






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心は全部

2017-03-30 04:17:38 | 言霊ノート


人間はいつわかるかなあ。考えていること、自分の性格、どんなに隠しても、顔に出てるってこと。本当に人間は、知らないのだろうか。心は全部表に見えているってこと。


真実






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小鳥

2017-03-29 04:17:05 | 黄昏美術館


河野薫


戦後の日本の版画家らしい。

戦後の一時期、日本の芸術家はよくこういう表現をした。

人間を引きずり回す魔の行為をした人間が自分であるということを認めざるを得ない時、男の精神は時にこういう退行を望むようになる。

男である自分というものが、あまりにも痛いのだ。耐えられないほど汚い。ゆえに自分を男らしく表現することができない。

女のように美しくなりたいと思う。だが、本当に女になってしまえば、自分の男が壊れる。そうなるのを防ぐために、芸術家の精神はこのように、硬く目を閉じた幼女の形を、極端に省略された線で描くのである。

これは男の精神の極限の姿なのだ。

大和魂と言って、日本人が誇ってきた日本男児の雄々しさは、この頃から、堕落していくことを、高度に成長した暴虐の中に、肯定していくようになるのである。







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阿呆

2017-03-28 04:18:37 | 黄昏美術館


レスリー・ランジール・ベンソン

原題「わたしに従いなさい」


最近よく見るイエス像だ。馬鹿が霊的技術で偽物の人間を作るようなやり方で、人間が嘘をこれでもかと着せこんで、恐ろしいほど馬鹿らしいイエス像を描いている。

これは画家が女性だからまだましだという例である。ほかには、どこのいかさま宗教家の肖像なのかという絵がたくさんある。

こういう絵はイエスをたまらぬほど侮辱するものなので、全部焼き捨ててほしい。

まだディクシーの「小麦畑のキリスト」はましだ。自分を見失った人間の欺瞞を表現する作品としての価値が生じている。だがこれはもろに、キリスト教の愚かなプロパガンダとして使われるものである。

キリスト教ならいいが、それから派生したいかがわしい新興宗教に使われては痛い。

人間のために愛で死んだイエスを、馬鹿が美男の皮を盗んで作ったいかがわしい俳優が演じているのだ。目を見るともろに、女が要ると書いてある。

これをイエスだというのは、人間の最も卑怯な心がさせるものである。こういう作品はまさに芸術家の恥だ。嘘の塊だからだ。







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おれのおかめ

2017-03-27 04:18:54 | 詩集・絹の鎖

おれには
かわいいおかめがいるんだ

ちっとも美人じゃねえの
痛いことばかりして
すぐけつまずくんだ
どぶ掃除みたいなことばかりしてる

でも
りんごがうまいんだよ
りんご 煮たり
むいて切って並べたりして
みんなに食わしてやるのが
うまいんだ

馬鹿にするなよ
あいつがりんごとってきて
きれいにむいて切って
さらや弁当箱に並べると
これがりんごかってくらい
うまいもんになるんだよ

かわいいんだよ
おれのおかめは
愛してる
馬鹿なことしたって
あいつなら許せるんだ
どんなことでもしてやれる

おれも
畑で豆をつくることくらいしかでないけど
一生
あのおかめのために
働くんだ

そして
ふたりで子供育てて
田舎で貧乏暮らししながら
幸せに生きるんだ
そうしたら
神さまが
芯から喜んでくれるんだよ





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後悔

2017-03-26 04:17:45 | 黄昏美術館


マルガリータ・シコルスカヤ

原題不明。


ロシアの画家らしい。麗しい絵に見えるが、これも画家本人は一筆も描いてはいない。

だがシゴフよりは幾分ましである。シゴフの作品は、霊界の画家の作品を全部盗んだものだが、これはバックの霊界にいる人間が自分の世界を創作しているからだ。

本霊ではない霊魂が、本霊の活動を勝手に奪い、自分の絵を描いているのである。

画家は女性だが、描いている霊は男だ。たぶんその男は、罪を犯したことがある。そのせいで、妻と子を犠牲にしたことがある。その後悔の念が、この絵に出ている。

もう二度とあんなことはしない。夫として、女房と子を大事にしてやりたいという、男の気持ちが描かれている。

歪んではいるが、人間の魂の活動を感じさせるものである。






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感謝知らずの男

2017-03-25 04:18:12 | 黄昏美術館


萩尾望都


20世紀の芸術を考える上では、漫画文化を無視するわけにはいくまい。

これは現代の漫画家の中でも、数少ない上質の本物だという作家である。

だが、この作家は女性であるがゆえに、霊界的にも、人間界的にも、様々な妨害を受けている。その表現活動はその影響を受け、本人の本質からはあまり想像できない歪んだ形の作品も多い。馬鹿にならないと認めてもらえない人間社会の中で、自分を世間に合わせようともがいている表現者の魂が見える。

同性愛的な表現があるが、それは実は本霊のしていることではない。何らかの霊的存在が影響してやらせていることなのだ。

女性の表現者というものは、どうしてもこういう妨害を受けるものなのである。

その中で、この作品は、画家本来の長所を引き出している。彼女は本来このように、素直でかわいらしい女性なのだ。

男性を美しく描くのは、女性の表現によくあるものだ。男が男を描くときは、男の汚さを無視できないが、女性にはそういうところはあまりない。男性に対する愛をあまねく表現するとき、それはそれは、美しい男の姿ができる。

そういう女性の表現を、人間はもっと素直に喜ぶべきである。







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うさぎ竜と天使

2017-03-24 04:19:32 | 花と天使・第2巻


うさぎ竜はかのじょの分身のようなものです。

ですから、翼の色も薄紅色をしています。

うさぎのように弱く、竜のように強いとは、愛の一面を表しています。






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進化

2017-03-23 04:17:02 | 月夜の考古学・第3館


たけりくるう 
金色の波になって
春が 世界中を翻弄する
まぼろしというまぼろしが
粉みじんに砕かれ
人間の目を覆っていた何かが
はじけとび
真実の神の心を
人々ははじめて見る




(2008年、入院中のノートより)






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槿

2017-03-22 04:17:58 | 言霊ノート


からべにの 槿をそしる 国民の 生え群がりて 国は眩めり


アンタレス







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