酒もたばこも
苦い自分を忘れるためだった
馬鹿な自分のしでかした
罪を忘れるためだった
飲んで騒いで
みんなで楽しめば
憂さも晴れる
嫌なことも忘れられる
俺もお前も
みんな同じだ
馬鹿な歌を歌え
おかしな踊りを踊れ
人間は馬鹿なのだ
酒の付き合いもできないのは
馬鹿だぞと言って
無理矢理女に酌をさせた
もう二度とすまい
もう二度と
あんな
いやがっているものに
無理矢理いやなことをさせることなど
自分がつらいというだけで
酒を飲んでも
苦い自分は消えなかった
自分のしでかした
馬鹿な罪は消えなかった
もう二度とすまい
これも、オレンジ色が彼の色になっています。
暖かくてやさしいアルヤにはぴったりです。
この絵では実に美しい女性みたいに見えますが、ほんとの彼はもっと男っぽいですよ。
この絵柄では実像を表現しにくい。
色と髪の雰囲気だけはぴったりですね。
この人は、誰が描いても全然似ません。
この絵柄ではあの雰囲気は表しにくいですね。かわいすぎる。
でもこの顔は、ちょっと描き手に似ています。
デフォルメされた簡単な絵ですが、表情がなんとなく似ています。
明らかに描き手が変わったとわかりますね。
カテゴリは花と天使ですが、今度の画家は花が描けないのです。ピンクに塗るのも抵抗がある。
それなので、いつもより丁寧に色を塗りました。
しばらく、それぞれの天使の絵をシンプルに描いていこうと思います。
木下富雄
原題不明。
日本の版画家である。
これは自分というものへのいらだちのイメージであろう。人間は幼児的な自己肯定感が崩壊するとき、時に自分というものをこういう風に感じる。
いるのが嫌らしい。嘔吐というほどではないが、混乱の中で自己存在は自分に鈍い拒絶反応を示すのである。
自分とはなんだ。何と奇妙なことをするのか。嫌な感じがする。こういう自分は好きではない。だが離れられない。
離れたいのに離れられないという巨大な真実に気付く前で、人間は自分と自分を見る自分の間に奇妙なずれを感じ、そこにかすかな振動のようないらだちを覚えるのである。
太平洋戦争で大きな失敗を犯した日本の挫折感と、連動しているようでおもしろい。
あまりにも愚かなことをしてしまった自分というものが、どんな暗闇を通っていくものか、そういうことを感じさせる作品である。
一応裏表紙である。
なんとなくわたしを描いたそうだ。
話とは全然関係ないが。
かのじょはこういうふうに、実におとなしい男だよ。やさしすぎる。でもこんなやつは珍しいんだ。ほかの天使は全然違う。
この絵柄は描いていて楽しいので、また話を思いついたら絵本を制作してみたい。
いろんなやつがいるしね。
そういうことで、天使様の白飴は、まだ人間のところに届いていないのです。
真実の天使様は何も知らず、ただ眠っていました。ほんとうに疲れてしまったからです。
夢の中で、白飴を食べて花のようにかわいくなった人間たちと、遊んでいました。