世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

さそり

2024-05-31 02:24:17 | 詩集・こどもたちへ

嘘のために
生きなければならない
魂を
鉄壁の外面の中に
閉じ込めて
ガラスの彫像のような
嘘の自分を
生きなければならない
逃げることはできない

マグマのように
あふれようとする怒りを
氷のほほえみで
押さえつけ
誰かに押し付けられた
幻の自分を
一生演じなければならない

さそりの隠れている荒野を
裸足で歩くような
孤独の夜を
さまよっているのに
誰も助けてはくれない
誰も
愛しては
くれない





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ジュン

2024-05-30 02:17:38 | 画集・線刻派

ロングヘアの女性の絵はこっちにあげることにしましょう。

これは、風吹ジュンさんの写真を参考にして描いたものです。

全然似てませんけど、彼女のかわいい瞳を見ながら描いたら、なんとなく優しげな顔になりました。





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2024-05-29 02:51:39 | 歌集・こてふらん

闇に病む猿のたかぶり世を責めて身にはねかへるあほうの地獄



猿真似の美人を衒ひ堂々と世間を歩く醜女の驕り






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マンダリンガーネット

2024-05-28 02:43:17 | 花と天使・第2巻

その名の通り、オレンジ色の輝きをもったきれいな石です。

これもブリリアントカットにしたら、きらきらしてそれはきれいなんですが。

カボションにしても、蜂蜜のしずく玉みたいでかわいいですよ。




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末路

2024-05-27 02:11:47 | 詩集・こどもたちへ

こどもたちよ
金襴の嘘を着て
幻の聖者の人生を歩く
悪魔の正体を
見るがよい

ゆがんだ笑いと
絶望に濡れた目の奥から
きしる魂の
叫びが聞こえる

伸びてきた感性の触手が
汚い嘘に侵されている
自分の心臓に触れて
激しい拒絶反応を
示すのだ
これは愛ではないと

嘘と真の間を
刹那刹那にめぐる
恐ろしい振動の地獄の中で
火にくべられる雛鳥のように
絶叫する魂を
奥に隠しながら
表面はいかにも美しい
天使の芝居をしなければならない

あれが
悪魔の哀れな末路なのだ
こどもたちよ
しっかりと見るがよい




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踊り子

2024-05-26 02:27:44 | 詩集・絹の鎖

本当の自分を
忘却の箱に閉じ込めて
もう永遠に出てくるなと
呪いをかけた

虹の光から
七色の花を盗み
豪華に飾り付けた
嘘の自分を
自分にしたかった

幸せのはずなのに
苦しいのはなぜ
涙のように
目から零れ落ちてくる
闇が泥のように
臭いのはなぜ

醜いことをして
きれいになろうとした
自分の矛盾が
あふれてきて
わたしは踊り子のように
くるくる回る

足元にからみつく
影をひきちぎろうと
永遠に
永遠に
回り続ける




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無題

2024-05-25 01:51:29 | 月夜の考古学・第3館

神様、私は
にんげんが好きです

愚かさの暗い森の中で
傷ついた足を癒すこともできずに
ただ泣いていた私を
静かに照らしていた白い月の光

神様、私は
にんげんが好きです

切り立った崖の縁から谷底へ
魂を突き落とされたあの日
粉々に割れた鏡の中から
生まれた蒼い叫び
ほとばしる血の祈り

神様、それでも
私は
にんげんが好きです



(1999年)





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ブルーアパタイト

2024-05-24 02:27:15 | 花と天使・第2巻

アパタイトは燐灰石。

ブルーといっても、紺色から淡い水色まで、いろいろあるみたいです。

ここでは一番濃い紺色の石にしてみました。淡い青だとバックの空の色とぶつかって、目立たなくなってしまうので。

花は相変わらずチューリップですけど、今度はオレンジ色に塗ってみました。




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春から夏へ・2

2024-05-23 02:27:41 | 森の声・花の歌

今日もたくさんの花を上げましょう。まずはオトメツバキ。


ソメイヨシノ。


カジイチゴ。


コバンソウ。


ツツジ。


ナガミヒナゲシ。


ユウゲショウ。

まだまだいっぱい花の写真が余ってます。この季節はうれしくて、つい撮りすぎてしまいます。
機会があればまたやりましょう。




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春から夏へ

2024-05-22 02:25:45 | 森の声・花の歌

花の写真を撮りすぎてしまい、本館だけでは発表しきれないので、こっちでもやりましょう。
最初はトキワナズナ。


オランダミミナグサ。


ジャーマンアイリス。


スパラキシス。


シラン。


シラー・ペルビアナ。


ブタナ。

まだまだいっぱいあるので、明日もまたやりたいと思います。




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