世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

しゅうきょう

2017-11-30 04:17:18 | 月夜の考古学・第3館

この世界に あるもの
すばらしいと おもえるもの
すごいと おもえるもの
おおかたは しゅうきょうみたいなものだと
きづいているひとは すくない

きらびやかなぶたいで
きれいなおとこのこやおんなのこが
おどって うたっている
きれいなふくをきて
まほうみたいなうたをうたって
これがいちばんのしあわせだって
さけんでいる

あのしゅうきょうをしんじているひとは
たくさんいるのだけど
まいんどこんとろーるみたいなものだって
きづいているひとはたぶん
すごくすくない

しゅうきょうなんだよ あれ
みんなしんじてるから わからないだけなんだ
しんじてるんだよ ほんとうだって
あれが ほんとうのしあわせだって
みんなしんじてるんだ
なんていうしゅうきょうかって
たずねられると さあ なんていうかね
きらきら教っていうのはどうだろう
ああ いいかもね

あれがほとんどうそだっていったら
みんなおこるだろうなあ
でも
いちおう いってあげよう
あれ ほとんどはうそだよ
あれがしあわせなんだって
しんじこまされているだけなんだよ
しゅうきょうなんだよ
みんながいやがるしゅうきょう ほら
ときどきくるじゃないか
玄関のチャイムをならして
神を信じますかって たずねるひとが


(「菫青石」より、2012年ごろ)







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月・ひまわり

2017-11-29 04:16:54 | 花と天使・第2巻


夏と言えばこの花ですね。

太陽のような花ですが、どことなく悲しげなのは、人間の嘘が痛いからです。

それでもなんとかしてくれる。

この花のつらさが、そろそろ人間にもわかってきます。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月・あさがお

2017-11-28 04:18:23 | 花と天使・第2巻


目も覚めるような青い朝顔はきれいですね。

心が澄んでくるようで、見ても驚いてしまいます。

でも色鉛筆の色で出すのはむずかしくて。

これはかわせみ色という青です。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月・ばら

2017-11-27 04:17:35 | 花と天使・第2巻


6月というと、紫陽花ですが、花が小さくて描きにくいし、

12月のどれかでバラを描きたかったので、ここに入れました。

バラは一年中咲いていますが、このころが一番いいような気がしますね。

濃いピンクの大きなバラの木を描いてみました。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月・ながみひなげし

2017-11-26 04:18:59 | 花と天使・第2巻


かのじょの12月のシリーズでは、5月はツツジでしたが、ナガミヒナゲシをどうしても描きたかったので、ナガミヒナゲシにしました。

かのじょがとても好きだった花です。

あたたかくてかわいい。

かのじょもよろこんでくれているようだ。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人間の風景

2017-11-25 04:17:04 | 黄昏美術館


ジョージ・トゥーカー


マジック・リアリズムの画家である。言いたいことはよくわかる。

人間は文明の恵みを受け、豊かな暮らしをしていながら、心の風景はこんな感じだったのだ。誰も信じてはいない。だれも愛してはいない。

表向きは愛をかかげ、美しい神を信じているふりをし、同胞愛を演じながら、本当の心は冷えに冷えていた。麗しい愛などどこにもない。人間など信じられない。いやなことを考えているに決まっているからだ。

なぜそう思うのか。自分がそうだからだ。自分はすべて嘘だからだ。嘘は隠さねばならない。絶対に知られたくない。

そう思うとき、人間は他人との間に壁を作るのである。皆がそういう壁の中に住んでいれば、こういう風景ができるというものを、画家は描いたのであろう。

単純な発想だがおもしろい。人間は、すべてに嘘をついて、こういう世界に住むつもりだったのだ。

嘘で作った自分を生かそうとすれば、結局世界はこうなるのである。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月・さくら

2017-11-24 04:17:19 | 花と天使・第2巻


うすべにの花をたくさん描くのはけっこう大変ですが、楽しい。

真実の天使の翼の色と紛れて、まるで花の中に溶けていくような感じになりました。

はかなげな感じがかのじょに似合う。

また描いてみたいですね。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白い星戦争

2017-11-23 04:18:12 | 月夜の考古学・第3館


これはかのじょが中学生の時に書いた童話である。

文房具屋で買った小さな日記帳に、蚤のような小さな字で書かれたが、のちに本人が恥ずかしくなって捨ててしまった。

あらすじはこういうものだ。

男の子と女の子の双子の子供が、ある日赤ん坊を拾う。その赤ん坊には小さな羽があって、まるで天使の子のようだった。

双子の兄妹は協力し合って赤ん坊を育てる。兄の方は我がままだったが、妹はやさしかったので、赤ん坊は妹の方になついた。

やがて空から、赤ん坊を迎えに、大きな天使がやってくる。そして赤ん坊の正体を教える。
それはさそり座の真ん中に生まれたばかりの小さな白い星だというのだ。

その頃さそり座は東西に分かれていて、真ん中に生まれたその星が、どっちの仲間であるかを争って、戦争が起こってしまったのである。

それで大きな天使が、その白い星をいったん地上に落としたのだ。

やがて戦争は終わり、東西のさそり座が和解したので、白い星は空に帰らねばならないという。

結末は失念してしまったが、なんだか後のかのじょの運命を暗示するような話だと思って書いてみた。

実にわたしは、さそり座の真ん中の星を異名にもちながら、かのじょと双子の兄弟のような存在になったからである。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大火の歌集・2

2017-11-22 04:17:51 | 歌集・こてふらん

(またやってしまいました。お楽しみください。)


どうしても笑えぬネタを大舞台総身に浴びる冷たい視線 

ふんどしがとれてまるだし猿の尻ばれて恥ずかし顔のが赤い

猿楽はから様ばかり舞ひ踊り阿保はやまとや荒せどんどん

水泡に帰する大馬鹿デカすぎて馬鹿を認めることもできない

嘘ばかりつかねばならぬ世にありてペットショップで猫を見る馬鹿 

頭よき馬鹿の猿などおりはせぬ猿の浅知恵猿の落ちぶれ

はげませど二度とは生えてこぬものともうあきらめろ毛生え薬は

男前高い身長モデル並み女が来なきゃただの長糞

適当に痛いものでも入れといて毛生え薬のラベルで売れる

むなしきは女が逃げた合コンとごはんもうどんもないボンカレー

何もかも見事に決まる大火星えっさかほいさそれいけやっほー 

馬鹿男戦いたくねえ言い訳は相手にするのが馬鹿なんだとさ

糞玉か何かと人の問ひしとき金とこたへて蹴らましものを 

芸ノー界うけなきゃただの馬鹿ばかり派手な服着て阿保が丸出し

いたいとこつかれる快感覚えたらもうだめなのよあなたなしでは

ブスにブス言える男はすごいやつ女も妬む美形な大火

自己批判したほうがいいやつはしろ大火はかつてしたことはない

たまらないこれがいいのよ大火様俺の魅力でひきつけてみろ

憎いほどド派手が決まる大火様かわいいかのじょも必死で見てる 

馬鹿ばかり騒ぎ栄える世の中は流す間際の糞のかたまり

これやこの普通はコケる第2弾もっとすごいぞ大火の歌集

ご要望あれば書籍化しましょうかベストセラーか大火の歌集

短歌界出れば大変その歌集お願いだから出さないでくれ





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月・なのはな

2017-11-21 04:20:28 | 花と天使・第2巻


なのはなは小さな花なので、どんな風に描こうか迷いました。

こんな風に描いたら、かわいくなりました。

もっとたくさん描いて、一面のなのはなを描いてみたいですね。

春までに。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする