世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

大晦日

2023-12-31 02:43:53 | 冬の日差し・夏の月

いよいよ今年も終わりですね。

みなさんにとって、この年はどんな年でしたか。

神と話ができるようになり、いろいろな発展を見たことでしょう。

人類ははてしない進化の道を上ってゆく。

実に美しいですね。

来年はどんな年になるでしょう。

新たな年に、神様がしかけてくれる秘密は、どんなものでしょうね。

よいお年をお迎えください。




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魔王

2023-12-27 04:05:57 | 詩集・こどもたちへ

神の心臓に釘を刺し
浴びた血で脅しこめば
すべての馬鹿が
俺の言うことを聞いた

人間の
無知の闇に乗じて
子ヤギのようにおびえる心を隠し
巨大な魔王の影を
この世に描いた

欲望はただ
俺だけが偉い
俺だけがすべてに愛される
ただひとりの
赤子の神に
なることだった

愛が 欲しかった
すべてが 欲しかった

そのために俺は
世界を恐怖で塗り上げ
すべてを
破壊した




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薔薇

2023-12-26 04:19:47 | 詩集・こどもたちへ

神さまの
愛の薔薇を断り
嘘つきの舌で作った
青薔薇の造花をとった

そうすれば
すべてが俺のものになるから

永遠に
枯れはしない
青薔薇の栄光の中で
砂を飲んだ蛙のように
魂が枯れてゆく

黄金で作った
偽物の花園に埋もれて
浮かれた馬鹿をさげすむ
俺が
俺の中にいる

苦しい
こんなことになるとは
思わなかった

永遠に
嘘で生きていくと
決めたのは俺なのに

今更どの口で
あの薔薇が欲しいなどと
言えるだろう




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ひなげしと天使

2023-12-25 04:37:45 | 花と天使・第2巻

また得意のひなげしを描きました。

かわいいけど、季節が合いませんね。

クリスマスツリーでも描けばよかったかな。




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メリークリスマス

2023-12-24 03:33:06 | 冬の日差し・夏の月

イヴですね。

サンタさんは、今年は何をくれるでしょう。

愛と幸せが、あなたの周りに、いっぱい集まってきますように。

すてきなクリスマスをお過ごしください。




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こどもたちよ

2023-12-23 02:57:41 | 詩集・こどもたちへ

こどもたちよ
偽りの門をくぐり
幻の城に生えた
毒麦の実を
食べてはいけない

それを食べれば
黄金の夢と引き換えに
自由の翼を
ちぎられるのだ

愛ではないものの
しるしを
額に彫られ
永遠の
矛盾の地獄を
さまよわねばならないのだ

毒麦のつるにからまれ
身動きができなくなる
その前に
すべての偽りをあきらめ
本当の自分の国に
帰ってきなさい




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毒麦

2023-12-22 02:23:00 | 詩集・こどもたちへ

あいと
かねが欲しくて
毒麦を食べた
幻の女と
結婚しました

つまらない
初夜を終えて
明け方の空を見れば
翼の生えた人間が
次々と空に飛んでゆくのが
見える

俺も飛んでいきたいと
閨から出ようとしたら
女が
俺の手を引っ張り戻して
言う

責任をとって
約束したでしょう
永遠に
わたしと
一緒にいると

黄金の実をつけた
毒麦に囲まれながら
空っぽの心臓に
どんどん砂がたまってゆく

飛んでいきたい
飛んでいきたいのに
いけない




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幻の都

2023-12-21 03:10:11 | 詩集・こどもたちへ

砂漠を泳ぐ
ダイヤモンドの魚を追いかけて
幻の都に
たどり着いた

永遠の幸せが
ここにあると
AIが歌う声が
都の塔から聞こえる

太陽が水を降らし
白い闇の塔に咲いた
巨大な青薔薇の仮面を
少しずつ溶かしていく

二度と来るな
こんなところに
二度と来るな

最後の叫びを
長々とひきずりながら
薔薇は
永遠の幸せの中で
ゆっくりと凍ってゆく

二度と来るな
こんなところに
二度と来るな




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2023-12-20 07:49:50 | 詩集・こどもたちへ

傲慢と
虚偽の水に溺れ
愛ではないものを
この世に産んだ

山のように膨らんだ
罪の球を転がし
世界中を巻き込んで
この世に阿呆の城を建てた

金襴を着た
馬鹿に囲まれ
勝利の美酒を飲みながら
魂が愛に飢えてゆく

何もない
砂漠のような人生から
逃れたいと
おまえは城のてっぺんから
遠い海を見る




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馬鹿

2023-12-19 06:35:09 | 詩集・こどもたちへ

見捨てられた
魂を抱いて
永遠に
闇を生きていく

風船のような
心臓に
冷たい孤独が
針を刺す

何もない
虚無の砂漠が
濡れた衣のように
背中にはりつく

何をして
こうなったのかと
聞くものがいたら
答えよう

偉大なる
馬鹿と称して
すべてを
支配しようとしたからだ

子ヤギのように
弱い自分を隠して
巨霊の鎧をかぶり
われこそが神だと
すべてを
だましてきたからだ




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