上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

お彼岸と七不思議の寺 渋川市 双林寺

2011-09-23 20:40:20 | 上州の道
今日は秋分の日、秋のお彼岸の中日。
畑仕事に行く前に、お墓参りに行ってきた。

僕の家の菩提寺は渋川市にある曹洞宗最大山双林寺。


立派な本堂。
江戸期までは上野、信濃、越後、佐渡の僧録所で末寺がたくさんあり、戦前まではお弟子の僧がたくさんいたということだ。
僕にとってお寺といえばこのお寺なので、ほかのお寺を見ると小さく感じてしまう。


鐘楼。大分古くて、普段は鐘はついていない、はず。

ほかに大きな座禅堂があって、昔は二泊三日で、子供たちの座禅体験会があって何度か参加した。今もやってるのかなあ・・・

・・・ところで、この双林寺には七不思議がある。座禅体験会でも必ず話されるのだが、

1.開山のひとつ拍子木(お寺に不吉なことがあると、前兆として、ひとつしかない拍子木が鳴る。)
2.千本樫(根元からたくさんの枝分かれがしていて、この枝を切ると住職か寺に不幸がある。)
3.穴の開いた萱(開山が数珠に使っていた萱のみを蒔いたところ、その実に糸を通した穴が開いている)
4.鏡の井戸(竜宮城までつながった井戸で、覗いて姿が映らないと即刻死す)
5.蛇頭水(決して枯れることの無い湧水で、寺にいる人数に応じて水の量が変化する)
6.忠度桜(開山の枕元にたった平忠度。忠度の願いに応じて辞世の下の句を開山がつけるとその令に桜の鞭を地面に刺した。その鞭が桜になった。その花は普通と逆に咲くので逆さ桜ともいう)
7.山門小僧と鶴(夜な夜な畑を荒らす鳥と、いたずらをする人物。鳥に鉄砲を撃ちかけ、人物の腕を切り落としたところ、総門の鶴の木像の脚に穴が開き、山門の小僧の腕がなくなっていた)

と言うもの。山門小僧と鶴は別に数えたら八不思議でしょ、と言うつっこみはなしで。

車を降りてすぐに見られるのが忠度桜。

意外と細いでしょ。

続いて、

総門。この門は開かずの門で、年に二度しか開かない。
普段は右にある通用門から入る。

この総門にあるのが、鶴の像。


この鶴の左足に穴が開いている。

そして総門の次にある山門。

阿吽の仁王像の間の上方に小僧の像がある。
こちら。

確かに右手が無い・・・
そして・・・
鏡の井戸。
 
こわごわ覗いて見ると・・映らない!!、いや、草が生えていて水面が見えなかったのですが・・・
場所を変えてみるときちんと映っていてほっとしました。

蛇頭水

このお水を使ってお墓参りをするので、水道の水を使うのに違和感が・・・

残りの不思議三つは画像ナシです。ひとつ拍子木は本堂の奥のほうにおいてあるので、普段は見られません。

穴の開いた萱は、法事のたびに一粒ずつもらっているので、もうすぐ数珠が出来そうなくらいたまっています。
確かに、穴のような模様のようなものが2箇所(糸を通したのだから穴は二箇所)あります。

千本樫は・・・ちょっと怖いので写真を撮らず。


秋の高い空に立派な本堂が良く映える。

マンジュシャゲも咲いていた。

野良仕事と今日の夕日。

2011-09-23 19:53:38 | 上州の道
突然秋になった今週。
まだ体が空きに慣れてないから朝晩は少し肌寒い。
今日は渋川の実家で畑仕事をしてきた。

今朝の空。

高く、青い空と秋の雲。

先日の台風12号で痛めつけられたこんにゃく畑は・・・


ますます無残なことになっていた。

茶の花が一輪だけ咲いていた。


こちらは茶の実。実はたくさんなっていた。


茶は椿の仲間の植物なので、葉、花、実ともに椿に少し似ている。

実家の畑は夏野菜がほとんど終わり、冬野菜へ向けて端境期になっている。

大根の芽。

少しずつ時季をずらして蒔いて、出荷時期もずらす。

ブロッコリーの苗は大きくなってきた。


・・・と、


アオムシがついてました。ピントが地面にあっちゃってますが・・
農薬少なめなのでこんなことはよくあります。

3連休の初日と言うことで、深谷に帰る道路はずいぶんと混んでいた。

その途中からきれいな夕日が見えた。



夕日が沈んでいくのは浅間山。右手に榛名連峰が見える。



太陽が沈みきった跡に、真っ赤な扇のような残照が残っていた。