上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

今日の野良仕事

2011-09-10 21:47:43 | 上州の道
今日はもうひとつ。
先ほども書いたけれど、この暑さの中、実家で畑仕事のお手伝いをしてきた。

畑に着くと、一匹の大きなオニヤンマが悠々と飛んでいた。

暑いなあ・・・と思いつつトラクターを動かす。

トラクターに乗っていて、蚊の大群に襲われた。
運転中は蚊を追い払ったり、つぶしたりするわけにも行かない。
大げさでなく、30箇所ほど喰われていた・・・
痒くて仕事にならない・・・

今の畑の様子。

奥の黒いところが今日トラクターで耕したトコロ。
ジャングルのようだった夏草はすべてトラクターで畑に鋤きこまれ、次の作物が植えられるようになった。

今日の仕事はほかに、一番手前の大根の種を播いた場所に敷き藁を敷く。
その奥のブロッコリー、白菜の苗に水をやるなど。

そしてもう一枚別の畑を耕す。
夏の葉野菜不足に助かった空芯菜を、やはり畑に鋤きこむ。

その空芯菜の葉の上に一匹の螳螂。


危うく轢いてしまうところだったが、飛び立ってうまく逃げてくれた。
運転中ゆえ写真は取れなかったが、イメージと違ってカマキリって優雅に飛翔するんですよね・・・

渋川早朝散歩 柿食えば・・・

2011-09-10 21:42:56 | 上州の道
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」
いわずと知れた、俳人正岡子規の名句です。
さて、この句を聞いてどんな状況・時間帯を思い浮かべますか?

ワタクシ、夕焼けに五重塔のシルエットが浮かぶのです。
お寺の「鐘が鳴る」から夕方、かと思ったのですが、朝にもなりますね。
清少納言の「秋は夕暮れ」、あるいは「見渡せば花も紅葉も無かりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」(藤原定家)あたりから続く、日本人のDNAが柿=秋=夕暮れと連想させるのかもしれません。

突然何のことかというと、実家の畑仕事の手伝いに行った本日。
朝の散歩でこんな風景を見たのです。



吾妻川の河岸段丘上に立つ古刹、玄棟院。
朝焼けが綺麗だなあ、と思ったら鐘が鳴ったのですね。
それで冒頭の句を思い出したと。

夕焼けでないのが残念ですが、崖上の玄棟院は夕焼けのシルエットでは見られないのです。

まあ、日中は秋どころか真夏のような暑さになった今日ですが、朝は爽やかでした。

吾妻川の増水も大分落ち着いてきました。


おおむね同じところから撮った二枚。
上が今日、下が台風翌日の写真です。

水の色も違いますが、水位も普段より高いものの大分下がりましたね。


引っかかったごみの高さからすると、普段より3m近く増水していたようです。

水門も全開でした。



秋の七草のひとつ、葛の花も今が盛りと咲いています。

どんなに暑くても、やっぱり秋が近づいているんですね。

朝焼けの赤城山の上を水平に飛ぶ飛行機が、長く飛行機雲の尾を引いていた。



そういえば、日の出もずいぶん遅くなったけれど、日の出の位置もかなり南によって来た。


荒山のあたりから昇り始める太陽。
これも夏が終わりつつある証拠。

それでも今日の暑さは堪えました・・・・