上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

台風後の利根川の様子 Ⅰ 新上武大橋下流

2011-09-19 19:48:25 | 上州の道
今日も暑かったけれど、久々に利根川畔を歩いてきた。
先日の台風の水もずいぶん引いてきたので、その様子を見たかった。
と、言うわけで、この3連休は久々に自転車に乗らずにすごした。

とりあえず向かったのは新上武大橋下流。
ここにあるの池は僕のお気に入りの場所のひとつ。

台風翌日はこんな感じだった。

今はこんな感じ。



大分水が引いていつもの水位に戻りつつある。
1m50cmくらいは増水してたのかな?
手前の道まで水があふれていたし。

葦の生い茂る道を行く。

バッタがたくさん飛び出してきたけれど、それはまた後日。

暫く行くと、おそらく水に使ったであろう場所。

シルト(粘土質の泥)が堆積している。
ここは採石業者の車が通っていた砂利道だから、こんなにシルトは無いはず。


大きなひび割れを見ると、シルトの堆積の厚さがわかる。
地層ってこうやって出来ていったんだろうなあ。


この草原は水流の下になっていた。


水の流れの後がわかる。
画像の左が下流方向。
草が水に流され、その上にもシルトが堆積している。

この草原一帯は暫く水に浸かっていたためか、虫たちも少なかった。
もちろん、人の足跡はなく、あるのは鳥の足跡(鷺類かな?)と獣のあしあと。





たぬき・・かな?ハクビシンの可能性も否定できない。野良犬だったりして。

本流の脇に水溜りが残っていた。


こういうところに意外と大きな魚が取り残されたりするのだが、もうあらかた鷺たちのご馳走となったようで、稚魚しか残っていなかった。

閑話休題

・・・子供の頃、台風などで川が増水すると、畑の見回りに行く父について行って、ついでに増水した川の様子を見るのが好きだった。
荒れ狂うような流れは恐ろしくもあり、胸が躍るものでもあった。
伊勢湾台風の時には利根川の大きな石が「上流へ」移動した、と言う話も不思議でならなかった。

そして少し水が引いた早朝、この水溜りに魚を取りに連れて行ってもらうのがさらに楽しみだった。
幼い子供が普段、網でも釣りでも取れないような大きな魚を捕まえることが出来たから。
最近の子供たちは、親と一緒にそういうことはしないのかな?
親の方が危険と安全の境界線がわからないかもしれないから、連れて行けないかもね。

・・・今回の台風では、3m近く増水したのかな?



水面から2m50cm位の場所にごみや葦が引っかかっていた。