上武散歩道

ダイエットのため毎日徘徊。
足で見つけた群馬と埼玉の情報を
綴ってみます。

94.8km 秩父へ GO! Ⅱ 道の駅ちちぶ

2011-06-10 21:41:17 | 武州の道
長瀞を後にして、さらに彩甲斐街道を西へ向かう。
とりあえずの目的地は道の駅ちちぶ。
徒歩または自転車の人力移動で到達する道の駅として、
武州として9つ目、上州の9つとあわせて18番目になる。
・・・いつの間にかずいぶんめぐったなあ。

長瀞からおよそ15km。



道の駅ちちぶに到着。
秩父市の街中に立地している。
中野直売所は野菜などよりも加工品が充実している感じ。
物産館(じばさんセンター)がほかにあるからかなあ。

秩父の食品で思いつくのは、
杓子菜の漬物、干し柿、胡桃だれのそばなど。
深谷では「煮ぼうとう」だが、秩父ではおっきりこみ。
焼き饅頭も見たことがある。
ここはやはり文化の交差点。
上州の文化を感じる。

ここでは秩父餅や玄米を使った団子などに惹かれたが、ちょっと我慢。
駐車場の一角には



秩父の水。
やわらかくておいしい水だった。
ペットボトルにたくさん汲んでいく人もいた。

自転車を傍らにおいて休んでいると、
若い女の子から声をかけられた。
年甲斐も無く、どきどきして振り返ると

「秩父市から委託を受けまして、自転車の方にアンケートをしているのですが・・・」

ああ、はいはい、いいですよ。

秩父では自転車をそのまま車内に持ち込めるサイクルトレインを走らせる、
自転車のコースを整備して地図をサイトでダウンロードできるようにするなど、
自転車による町おこしを図っているのは知っていた。

今日の予定、予算、目的地などを記入する。
ここまで何できたか、と言う項目に「自転車」が無かった。
全員が電車やバス、車に自転車を積んで来ている訳ではなく、
直接乗ってきている人も多いと思うのだが・・・

荷物になるので、お礼に、と差し出されたウェットティッシュは辞退する。

道の駅ちちぶの向こうには、



天気は悪いが武甲山が見えていた。
石灰岩の採掘で山の形が大きく変わった秩父の名峰。
この山を見ると、いつも人の力の大きさ、自然の繊細さを思う。
人は持ってしまった力の使い方に注意しなければならないと感じさせられる。

このあと、


秩父まつり会館、


じばさんセンターをめぐった。
秩父鉄道の線路の向こうにあるこれらの施設。
秩父駅にはSLが止まっていて、撮り鉄さんがたくさんいた。

因みにまつり会館では、秩父夜祭の山車や屋台、秩父夜祭の映像を見ることが出来ます。
会館の前では秩父のお囃子が大音量で流れていました。

それでは次を目指しましょう。

13週間

2011-06-10 21:23:14 | その他
東北地方太平洋沖地震から13週間。
今週は梅雨の中休み。
雨は少なかったけれど、出張が多かった。
5日間のうち、4日出張。
その合間を縫って1回だけだが自転車通勤できた。

明日で地震から3ヶ月。
まだ寒かったあの日から季節は確実に移ろっている。

いつに無く早かった今年の入梅。
まだまだ早かった、梅雨に似合いのあの花も





大分綺麗に咲き始めた。
アジサイは土壌の酸性度によって同じ木でも花の色が変わる。
もっとも、あの花びらのようなものは花弁ではなく、
ガクにあたる部分だそうだ。

僕たちの生活は不安はあるものの、さほど不便の無い生活を送れている。
しかし、あの日から暫く、ガソリンスタンド渋滞が出来たのを覚えているだろうか。
あの時自転車を買った方、今でも乗っているだろうか。
僕は今でも出来るだけ乗っている。
熱しやすくさめやすい上州人だが、これだけは続けたいと思っている。



桑の実も季節の移ろいの中で真っ黒に熟してきた。
ひとつつまんでみると、
あの甘苦く、ちょっと黴臭いような懐かしい匂いが口いっぱいに広がる。

変わらぬ生活が送れていることに改めて感謝。