試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区122F [Mc155] 7+3黄緑6号混色:YG-Y編成 (モハ101-91 車体振替:旧モハ101-237[元ラシ104F] 改番)

2017-03-07 21:23:59 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
第四弾。

KATO製101系保留車でのユニット間LOT統一は9号車に充当するモハ101形で壁にぶつかった。
また在籍各編成の確認中では都合4ユニットの新旧LOT混結が発覚している。
これらも後日是正を必要とするが今回は再生産品モハ101形出自車の捻出を主眼に置く。


国鉄101系ツヌ122F 黄緑6号混色編成(1979/X)。
[ツヌ122F]:Mc155-M'158-T253-T233-T108-M91-M'c108+Tc75-M231-M'c170。
※塗装変更車+再生産品+旧製品:イメージ編成(1979/10)。

モハ101形(再生産品)で最終候補に残った車両はモハ101-91(ツヌ122F:Mc155)だった。
ツヌ122Fには7号車にクモハ100-108(動力ユニット搭載試作車)を組み込んでいる。
この際ユニット照合を守るためモハ101-215(元ツヌ122F:旧製品)をモハ101-91Assy車体組立車(ツヌ118F)にて振替えている。
組み込まれたモハ101-91(ツヌ122F)は実質再生産品車両でありクモハ100-108(旧製品)とのLOTが揃わなくなていた。
現在では貴重な未改番ユニットで製品車両番号標記印刷を維持したかったが保留車,ツヌ122F共にLOT統一を優先する。


モハ101-91(ツヌ122F:101系800番代LOT側面窓セル装着車)。
※再生産品。

ツヌ122Fは全車101系800番代LOT側面窓セル装着車で統一されており独特の外観を有している。
この関係で2016年9月の組成変更を最後に車両異動対象には含めて来なかった。
前回はサハ101-267(旧ツヌ122F:旧製品→サハ101-88:ツヌ113F)とサハ101-233(Mc155:再生産品)を差し替えた。
これ以前にもラシ107F(Mc202),ツヌ106F(Mc160)の組成で車両異動が混乱し再生産品車両が離散してしまった。
LOT集約を図った代わりに旧ツヌ122Fもこの余波を受けモハ101-91,サハ101-108が再生産品へと入れ替わっている。
そして今回モハ101-91は再び旧製品に戻る上に[モハ101-91]への改番を要する妙な展開になった。


旧モハ101-237(元ラシ104F:再生産品LOT側面窓セル交換施工車)。
※旧製品。

保留車に廻されたモハ101形は旧モハ101-230,旧モハ101-237(元ラシ104F:Mc136)の2両だった。
このうち車両番号標記インレタの転写状態が悪い旧モハ101-237(旧製品)をモハ101-91用種車とした。
旧モハ101-237用種車はモハ101-91(ツヌ118F)で後にモハ101-215(ツヌ118F:再生産品)による車体更新が実施された。
この際ラシ104F仕様に準拠しモハ101-237(再生産品)へ旧製品LOT側面窓セルを譲っている。
2016年12月にはラシ104Fを離れ出番を待ち続けていたが約3年を経て原番号への復帰を迎えた。


入工中のサハ101-290,モハ101-91,旧モハ101-237 (ラシ107F,ツヌ122F,元ラシ104F)。
※塗装変更車,再生産品,旧製品。

モハ101-91(ツヌ122F)は101系800番代LOT側面窓セル交換時に手抜きをした影響で旧製品LOT妻面窓セルが残されていた。
101系800番代LOT妻面窓セルはサハ101-230(カノ13F:Mc59)の車体振替入場で発見済だった。
旧サハ101-230(元カノ13F)をサハ101-290(ラシ107F)へ改番した際も101系800番代LOT妻面窓セルを承継させた。
記録に残し把握できていたため今回サハ101-290と妻面窓セルを交換し全窓セルを101系800番代LOT品で揃える。


先に側面窓セル交換を行った旧モハ101-237,モハ101-91 (元ラシ104F,元ツヌ122F)。

旧モハ101-237には旧モハ101-237用側面窓セル,サハ101-290用妻面窓セルを組み合わせる。
先ず再生産品LOT側面窓セル装着車へ戻されたモハ101-91(元ツヌ122F)を暫定竣工させ保留車に廻した。
次にサハ101-290を分解し101系800番代LOT妻面窓セルを捻出する。
側面窓セルは従来のまま旧モハ101-237が装着していた妻面窓セルと交換を行った。
若干Hゴム支持モールド幅が異なる気がするものの色温度はほぼ同系統になっている。


妻面窓セルを交換したサハ101-290(ラシ107F)。

サハ101-290(ラシ107F)を編成に復帰させラシ107Fは再出場となった。
残る旧モハ101-237の作業だが窓セルは全て101系800番代LOT品で揃えられた。
かつての手抜きが今になって影響を及ぼしたと言えやはり各部品LOTは極力合わせた方が良い。
仮にサハ101-290の車体振替を行っていなければ気付けなかったはずでたまたま入場順に恵まれた。


[モハ101-237]:2-4位側。

一連の車体振替では種車と形式を合わせるよう努めてきた。
そのお陰で節約式改番を採用し続けられている。
旧モハ101-237でも[モハ101-237]を剥離し[モハ101-237]標記は継続使用とする。
転写状態の悪かったインレタは[モハ101-237]であり節約式改番には都合が良かった。
ペイントリムーバー式印刷消去は上手く行った部類に入り塗装被膜への影響も少ない。
但し[モハ101-237]から[モハ101-91]へ改められるため一桁少なくなる。
この結果1-3位側は三方コック蓋との距離が微妙になってしまった。
節約式改番である以上桁数変更への対応は難しい。


[モハ101-[9][1]]:2-4位側。

車両番号インレタは組標記の残りを用い高経年台紙1枚を使い終えた。
まだ中途半端に残る古インレタが残っており標記状態の悪い車両の再転写用としたい。
組み合わせは1-3位側,2-4位側とも[モハ101-]+[9]+[1]とした。
[モハ101-91]はかなり転写糊が劣化しており圧着時にやや歪んでいる。
同一台紙から[モハ101-91]を転写したものの何故か縦方向に伸び[モハ101-91]とは揃っていない。
ただ改番を始めた頃に比べれば大分ましになったと思う。
保留車の改番次第ではやり直しをするかもしれない。




モハ101-91(旧モハ101-237 改番,101系800番代LOT側面窓セル交換施工)。
※旧製品:車体振替。

独特の外観を維持しつつモハ101-91(ツヌ122F)が竣工した。
101系800番代LOT側面窓セルはどうにか10両編成分を遣り繰りツヌ122Fの特徴にしている。
元々は旧ツヌ131F(Mc70)やムコ予備00F(Mc60)等でユニット間の見附を揃える名目が発端だった。
それが徐々にツヌ122Fへ集約され最終的に全車の側面窓セル交換まで至っている。
この特徴は今後も維持したい。




モハ101-91:101系800番代LOT妻面窓セル交換施工。
※旧製品。

連結面で目立ちにくい箇所ながら妻面窓セルもHゴム支持再現色温度統一が図れた。
まだ手抜き竣工車の存在を否定できずサハ103形750番代も含め入場時に確認を進めたい。
今回は車体振替に注力していたが記録に残していたお陰で交換に繋がった。
異動の激しいKATO製101系では作業工程を詳細に記した方が後々楽になるだろう。




モハ101-91+クモハ100-108 (ツヌ122F:101系800番代LOT側面窓セル装着車+101系800番代LOT側面窓セル装着車)。
※旧製品。

車両番号標記が印刷再現からインレタ再現に変わったが旧ツヌ122F時代のユニット対照を維持できた。
種車こそ違うもののクモハ101-155,モハ100-158(ツヌ122F)もツヌ118F(Mc155:1978/3)を構成する車両番号である。
クモハ101-155,モハ100-158は王子駅構内冠水被災救済車両の履歴から推測で付番した。
モハ101-91の改番施工により7両がツヌ118Fと関連する車両番号になったのは異動都合とは言え面白い。


クモハ101-155(ツヌ118F)。
※再生産品。

そして保留車組成用準備車で不足していたクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品)を入手できた。
ようやく最後の1両が加わり10両編成化へ半歩前進した。
残りの半歩はクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品)の側面窓セルHゴム支持再現問題である。
クモハ100-108のユニット相手は今回捻出した旧モハ101-91(元ツヌ122F)で再生産品同士には出来た。


旧モハ101-91+クモハ100-108 (元ツヌ122F+ツヌ118F)。
※再生産品。

だがクモハ100-108(ツヌ118F)は旧製品LOT並の広幅Hゴム支持再現窓セル装着車であり旧モハ101-91とは見附が揃わない。
再生産品LOT運転台付車用狭幅ゴム支持再現側面窓セルはクモハ100-144(ツヌ113F:Tc74)の整合で苦戦したほど回転が難しい。
全編成から車両振替対象車抽出を行ったばかりだが今度は側面窓セル供出車捜索が待ち受ける。
先ずは車体更新車,車体振替車を含む編成から捻出可能な車両を探る。
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