試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR101系習志野電車区101F [Mc201] 4+6編成 (クモハ101-201,クモハ100-192 ATS-B形車上子付胴受交換) ※弁天橋区仕様+旧製品+再生産品

2016-09-02 21:03:03 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
値千金。

KATO製101系メイクアップパーツ1(11-510)はメーカー在庫が無くなり店頭での入手も不可能になった。
これでAssyパーツ化されていない黄色5号LP411前照灯及びATS-B形車上子付胴受の確保は望めなくなっている。
第二次冷房改造車用屋根板さえ付属していなければある程度の数量を投入し編成増強に備えるつもりだった。




JR101系ラシ101F (1988/2)。
[ラシ101F]:Mc201-M'255-T264-T'c59+Tc82-M238-M'231-T262-M263-M'c192
※弁天橋仕様+旧製品+再生産品。
◆ATS-B形車上子付胴受交換,クモハ101-201 車体傾斜修正。

補充は絶望的だと思えた黄色5号LP411前照灯,ATS-B形車上子付胴受だがジャンク部品を押さえられる幸運に恵まれた。
どうやら自身とは反する考え方を持つKATO製101系のオーナーさんがいらっしゃった模様である。
黄色5号LP411前照灯とATS-B形車上子付胴受だけが放出されており第二次冷房改造車用屋根板が所要だったらしい。
共に未開封のままで恐らく豊田区仕様第二次冷房改造車編成を仕立てる狙いがあったと思われる。
101系メイクアップパーツ1の第二次冷房改造車用屋根板は6両編成用で中原区仕様を想定した仕様とされた。
そのため10両編成では所要形式が賄えなくなる弱点が発生し必ず2組を用意しなければならない。
第二次冷房改造車用屋根板さえ抑えられれば黄色5号LP411前照灯,ATS-B形車上子付胴受は2組が余剰となる。
仮にATS-B形車上子付胴受を使用しても1組は充当先に困るはずでこれと巡り会えた可能性が高い。
LOTこそ不明ながら有り難く貴重なジャンク品を頂戴し黄色5号LP411前照灯は保管品に廻した。
先日ラシ104F(Mc136:再生産品+旧製品)の入場で黄色5号LP411前照灯を失ったばかりであり実質+3灯になった。


出物になった黄色5号LP411前照灯とATS-B形車上子付胴受(101系メイクアップパーツ1)。

一方ATS-B形車上子付胴受は即戦力となりさっそく取付対象編成の絞り込みに入った。
在籍数の多い津田沼区仕様は中途半端にATS-B形車上子付胴受装着編成が増加すると統一感を失わせかねない。
そのため絶対数が少なくATS-B形車上子付胴受交換済編成が過半数を占める習志野区仕様に決定した。
胴受未交換編成はラシ101F(Mc201:弁天橋区仕様+旧製品+再生産品),ラシ107F(Mc202:塗装変更車+再生産品+旧製品)に限られる。
結果メーカー塗装車で揃うラシ101Fが優先され編成見附に劣るラシ107Fは選考漏れとなった。


本来なら両立しないATS-B形車上子付ダミーカプラーと純正ダミーカプラー (クモハ101-201用床板)。

ATS-B形車上子付胴受は単体部品であり純正ダミーカプラーから連結器部品を移設しなければならない。
ただ今回は以前投入したクハ481形300番代用ダミーカプラー(Z04-0407)の予備品がありこれを転用した。
当初は入り目の多さに戸惑ったクハ481形300番代用ダミーカプラーだったが純正胴受再用等で大半が戦力となっている。
なおATS-B形車上子付胴受への交換はプリズムケースを取り外し嵌合爪固定の純正ダミーカプラーごと振り替えるのみである。
やはり配管とATS-B形車上子の成形が下回りを引き締める効果が高く是非ともAssyパーツ化してほしい。




クモハ101-201 [07C 中野]:ATS-B形車上子付胴受交換,車体傾斜修正施工。
※弁天橋区仕様。

先ずホース付ジャンパ栓納めを有するクモハ101-201(ラシ101F:弁天橋区仕様)から胴受交換に取り掛かった。
これは奇数向用両用,偶数向車両用で配管位置が異なるATS-B形車上子付胴受の取り違いを防ぐ措置でもある。
加えてクモハ101-201(←クモハ101-170:Mc170)は線路方向への傾斜が目立ち必ず1-3位側,2-4位側の何れかに傾く癖があった。
ATS-B形車上子付胴受交換時にプリズムケースを撤去しておりこのまま車体傾斜解消へと進んでいる。
KATO製101系で繁く発生する車体不等沈下はスプリング機構を兼ねる導電板に原因があったがクモハ101-201も同様だった。
台枠スリット部から外れていた導電板を正規の通り挿入し直したところ車体傾斜は生じなくなった。


胴受交換中の床板(クモハ100-192用)。

ラシ101Fは1stLOTライト基板振替式表示器点灯色変更対策試作編成であり試行時の導電板再挿入が甘かったらしい。
プリズムケースの撤去だけでATS-B形車上子付胴受への交換を終えられるため殆ど時間は掛からない。
続くクモハ100-192(ラシ101F:弁天橋区仕様←クハ100-86:Mc170)でも導電板の状況を再確認している。
1stLOTライト基板振替入場ではクモハ100-192を先発させたが慣れない復層式導電板の組み立てに手を焼かされた。
無理矢理抑え込んだクモハ100-192用導電板だがたまたま正しく嵌まった模様で修正はクモハ101-201のみとなった。




クモハ100-192 [07C 中野]:ATS-B形車上子付胴受交換施工。
※弁天橋区仕様。

ATS-B形車上子付胴受のジャンパ連結器及び配管は比較的車体裾と近い位置に成形されている関係上余り目立たなく映る。
それでも何もない純正胴受に比べ運転台下部は引き締まった雰囲気が醸し出され交換しただけの視覚効果を得られた。
101系運転台付車は1-3位側若しくは2-4位側のみにジャンパ連結器,配管が設けられる片栓構造だった。
そのためジャンパ連結器とジャンパホースが被るクモハ101-201よりもクモハ100-192の印象改善に貢献していると思う。


クモハ100-192,クモハ100-175,クモハ100-171 (ラシ101F,ラシ104F,ラシ106F)。
※弁天橋区仕様,再生産品,旧製品。

今のところ習志野区仕様はラシ101F,ラシ104F,ラシ106F(Mc191:旧製品←旧ツヌ106F:Mc155),ラシ107Fが在籍している。
101系メイクアップパーツ1と共に導入した初代ツヌ118F(Mc155→旧ツヌ106F)はATS-B形車上子付胴受を取り付け出場させた。
旧ラシ104F(塗装変更車+旧製品→ラシ104F)では手持ち最後の101系メイクアップパーツ1を採用した。
この時点で一旦予備品は尽きたがジャンク部品により新ラシ101Fもラシ104F,ラシ106F並へと引き上げられた。


引き立つATS-B形車上子付胴受 (クモハ101-201,クモハ100-192)。
※弁天橋区仕様。

3編成がATS-B形車上子付胴受に交換されたため純正胴受のまま残るラシ107Fをどの様に取り扱うべきか検討中である。
現在津田沼区仕様ではツヌ110F(Mc195ムコ10F:Mc194),ツヌ123F(Tc78:弁天橋区仕様+旧製品)がATS-B形車上子付胴受を持つ。
このうちツヌ110F(朱色1号編成)はラシ104Fと並ぶ特別扱いの編成であり出来る限り現状維持を基本にしている。
従って捻出候補筆頭はツヌ123Fとなるが津田沼区~習志野区仕様でも数少ない新金型車体編成のため今ひとつ気乗りしない。
よってラシ107Fへ廻すATS-B形車上子付胴受は捻出に踏み切れず今後の導入機会を伺うしかないと思われる。




ラシ104F (床板誤取付修正)。
※再生産品+旧製品。

なお入場中にクモハ101-136(ラシ104F:再生産品)とクモハ100-175(ラシ104F:再生産品)の床板を取り違えていたと判明した。
クハ101-81,クハ100-30(ラシ104F:旧製品)の入場は黄色5号LP411前照灯(101系メイクアップパーツ1)捻出が名目だった。
思わぬ破損によりツヌ107F(Tc83:旧製品)まで巻き込みながらクモハ101-136,クモハ100-175用LP411前照灯を確保している。
これでラシ104Fを黄色5号LP411前照灯(101系メイクアップパーツ1)取付編成へと持ち込んだはずだったが手落ちがあった。
齟齬解消のためクモハ101-201,クモハ100-192(ラシ101F:弁天橋区仕様)の竣工後に急遽入場させ床板相互交換を行った。



ラシ101Fサイドビュー(クモハ101-201:ATS-B形車上子付胴受交換施工車)。
※弁天橋区仕様。


ラシ104Fサイドビュー(クモハ101-136:ATS-B形車上子付胴受交換施工車)。
※再生産品。


ラシ107Fサイドビュー(クモハ101-202:純正胴受胴受装着車)。
※塗装変更車。

奇跡的な展開で入手が実現したATS-B形車上子付胴受に助けられクモハ101-201,クモハ100-192の前面見附は向上した。
長らく車体傾斜が気になっていたクモハ101-201も無事修正を果たしラシ101Fの再出場に至っている。
在籍編成でも塗装変更車が組み込まれていない新金型編成は少数派でありラシ101Fを選択した判断は正解だった。
他方保管品へ廻った黄色5号LP411前照灯だが数量不足が常態化しているため採用される日はそう遠くないと思われる。
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