試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR101系習志野電車区106F [Mc191] 4+6編成 (行先変更,前面用JRマーク再転写) ※旧製品

2017-04-16 21:15:40 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
連鎖。

KATO製JR101系ラシ106F(Mc191:旧製品)と同じ[三鷹]幕を採用しラシ105F(Mc148:再生産品+旧製品)を出場させた。
5編成が在籍する101系習志野区仕様内での重複を避けるべく初期計画に従いラシ106Fの行先表示変更へと着手した。
行先方向幕部品はツヌ105F-2(Mc148→ラシ105F)が入場中に切り出されながらも使用には至らなかった[御茶ノ水]幕を再用する。




JR101系ラシ106F (1988/4)。
[ラシ106F]:Mc191-M'248-T249-T'c61+Tc69-M212-M'206-T284-M232-M'c171
※旧製品。
◆クモハ101-191,クモハ100-171 行先変更,前面用JRマーク再転写。

現時点で増備予定が組まれていない習志野区仕様のうちラシ106Fは唯一の全車旧製品編成で希少な存在となっている。
しかし他4編成が新金型車体編成で揃っているため前面見附に抱く違和感は解消されていない。
これまで[三鷹]幕としていたが早朝,深夜帯に見られた[御茶ノ水]幕へ改め少しでも特徴を持たせる。
行先方向幕部品交換だけの軽作業のはずが思わぬ事態に見舞われJRマークインレタ転写まで加わる結果となった。


入工中のクモハ100-171(ラシ106F)。
※旧製品。

作業は中野方先頭車両のクモハ100-171(ラシ106F:旧製品)から開始した。
以前は屋根板を取り外して部品交換を行っていたがトタ5F(Tc14)に端を発した前照灯用プリズム折損対策の名残だった。
途中から車体内側から押し出す方式に変更し現在ではプリズムケースを含めた床板の撤去だけに留めている。
旧製品車両は適度な運行番号,行先方向幕部品の嵌合精度を持ち取り外し,嵌め込み共に行い易い。
クモハ100-171で使用していた[三鷹]幕は周囲が捲れる事もなく押し出せそのまま保管品に廻している。


[三鷹]幕を撤去したクモハ100-171。

装着する[御茶ノ水]幕はツヌ105F-2からラシ105Fへプロトタイプを改めた際に再用前提で区分し保管していた。
そのため101系メイクアップパーツ2(11-511)独自の部品ながら保管品を探る時間は全く掛かっていない。
ただ一度クモハ100-160(ツヌ105F-2:再生産品→ラシ105F)へ取り付けた[御茶ノ水]幕は嵌合に不安があった。
幸いにして着脱時の変形は防げた模様で不都合無くクモハ100-171への組み込みを終えた。




クモハ100-171 [13C 御茶ノ水]:行先変更施工。
※旧製品。

クモハ100-171に取り付けた[御茶ノ水]幕は表示が若干内側にずれた癖のある部品だった。
既にクモハ100-160(ツヌ105F-2)へ装着した時点でこの印刷ずれには気付いていた。
だが多少のずれは如何にも布幕らしい点であり残数も限りがあるため敢えて再用している。
これでクモハ100-171(ラシ106F)は竣工のはずだったがクモハ101-191(ラシ106F:旧製品)の影響で再入場に迫られる。


入工中のクモハ101-191(ラシ106F)。
※旧製品。

続くクモハ101-191の行先方向幕交換を以てラシ106Fは再出場する予定だったがこの作業後暗転する。
[三鷹]幕から[御茶ノ水]幕への変更は分解の手間を要さないだけあり瞬時に終えられた。
行先方向幕部品の嵌合精度もクモハ100-171と同様全く差し支えなかったが折り返しの作業で異変に気付いた。
何時の間にかクモハ101-191に転写されていたはずの前面用JRマークが無くなっていた。


前面用JRマークが消えたクモハ101-191。

車体には[JR]マーク転写跡さえ残っておらず予想以上に転写糊の劣化が進んでいた模様である。
ラシ106Fでは経年の高いKATO製JRマークインレタを採用しており取扱いには気を払っていた。
今回前面への作業が中心であり何かが触れた拍子に丸ごと持って行かれたのかもしれない。
ここで予定外の前面用JRマーク転写が工程に加わったがKATO製JRマークインレタは使い切っている。
代替にはTOMIX製旧JRマークインレタを起用し習志野区仕様への復旧に取り掛かった。
インレタ転写に対する抵抗感が残る中での作業だったが一度で前面用JRマークを復活させられた。




クモハ101-191 [13C 御茶ノ水]:行先変更,JRマーク再転写施工。
※旧製品。

部品中央に表示された[御茶ノ水]幕はクモハ101-148(ツヌ105F-2:再生産品→ラシ105F)からの再用品である。
これでラシ106Fは編成前後で前照灯の他に行先方向幕の表示ずれと言う細かな差異が加わった。
なお錯覚効果を高める策として再転写した前面用JRマークは従前よりもやや低い位置に変更している。
尾灯との間隔が詰まり多少は腰板の広さを感じさせなくなったように見えなくもない気がする。
だがクモハ101-191とクモハ100-171では前面様JRマークの色温度差が生じる結果にも繋がった。
余り余裕の無いTOMIX製旧JRマークインレタだがKATO製よりも色が濃く思ったより差が大きい。
クモハ101-191では転写糊が車体に残らないほど劣化していたためクモハ100-171も前面用JRマーク再転写へ踏み切った。




クモハ100-171 [13C 御茶ノ水]:JRマーク再転写施工。
※旧製品。

再入場させたクモハ100-171用KATO製前面用JRマークはセロハンテープにて剥離した。
こちらも転写糊は全く残らず何処にJRマークがあったのかさえ全く判らない状態だった。
何かの弾みで剥がれても不思議ではなくTOMIX製旧JRマークインレタへの変更は間違っていなかったと思う。
しかし代わりのTOMIX製旧インレタもかなり時間が経過しており安心は出来ず引き続き取扱いには注意したい。
なおクモハ101-191に揃えクモハ100-171も前面用JRマーク転写位置を車体裾寄へ変更した。
またLP411前照灯車でもあり前面見附の違和感はクモハ101-191よりも緩和されたように思える。


ラシ105F,ラシ106F。
※再生産品,旧製品。

結果的に行先変更ではなく前面用JRマーク再転写へ作業の軸が移ったもののラシ106F(旧製品)は無事再出場となった。
位置を下げた前面用JRマークだがクモハ101-191,クモハ100-171単独ではそれなりの前面見附改善効果が得られたと感じていた。
しかし根本的に設計が異なる再生産品車両と比べてしまうと所詮は錯覚でしかない事実を思い知らされる。
習志野区仕様ではラシ106Fが唯一の旧製品編成であり少しでも[御茶ノ水]幕変更による存在感向上に期待する。
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