試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-201[ラシ101F] (クモハ101-170[Mc170] 改番,[南テシ]電略標記印刷消去,LP402前照灯・屋根板交換施工) ※'弁天橋区仕様

2015-10-14 21:30:43 | 国鉄/JR101系
初登場。

KATO製国鉄101系弁天橋区仕様(Mc170)をJR101系ラシ101F(Mc201:1988/2)へ改装する2両目はクモハ101-170とした。
クモハ100-192(ラシ101F←クハ100-86:Mc170)とは異なり形式変更を伴わないため基本構成は製品仕様と殆ど変わらない。
但し[クモハ101-170]標記,[南テシ 定員136]標記,ATS[BS]標記印刷の消去に時間が割かれると推測している。


国鉄101系クモハ101-170(Mc170)。
※弁天橋区仕様。

クハ100-59(ラシ101F←クハ100-78:ツヌ118F)までは津田沼区仕様車や塗装変更車が種車であり標記類には目を瞑ってきた。
しかし弁天橋区仕様車の[南テシ]電略標記印刷だけはどうしても放置出来ず[千ツヌ]電略標記への変更が決定した。
またクモハ101-170(→クモハ101-201:ラシ101F),クハ100-86ではATS[BS]標記印刷消去も加わり手間の増加へと繋がっている。
そのためか弁天橋区仕様(Mc170)の先陣を切って入場させたクハ100-86は工程数が増えたような錯覚に陥った。


入工中のクモハ101-170

形式変更が不要のクモハ101-170(Mc170)だが津田沼区仕様用屋根板及びプリズムケース交換は必須となった。
クハ100-86に続きKATO製B形防護無線アンテナ搭載済クモハ101-201用屋根板を準備していたため先ず分解している。
工程にはLP411前照灯車からLP402前照灯車への改装が含まれており何れにせよ屋根板撤去は不可避だった。
黄色5号LP402前照灯は先日廃車となった元クモハ100-108(元ツヌ118F:Mc155)からの捻出に切り替えた。
今後打痕を抱えるライトリムが気になるようなら初期計画に従いクハ101-82(ラシ101F←クハ101-75:ツヌ118F)と振り替える。
またクモハ100-192と仕様を揃えるためクイックヘッドマーク対応プリズムケースに交換したが使用機会は無いと思う。


KATO製B形防護無線アンテナが目立つクモハ101-170(元Mc170)。

LP402前照灯への交換と併せて運行番号幕,行先方向幕部品を[07C]幕, [中野]幕に変更している。
ちなみに予想した通りクモハ101-170,クハ100-86用LP411前照灯は撤去し易くLP402前照灯もすんなりと受け入れてくれた。
部品交換は以上で終了となり課題の[南テシ 定員136]標記,ATS[BS]標記印刷消去へと移行した。
ラプロス#4000,ラプロス#6000で標記を落とし消しゴムにて仕上げる方式はラシ101F用組成準備車共通である。
なおATS[BS]標記消去は乗務員室扉掴棒側の外枠のみ残しATS[B]標記インレタで覆うよう改めた。
この一部変更でATS[B]標記インレタ転写を行い易くさせると同時にATS[BS]標記跡をも隠蔽可能な算段とした。


インレタ転写を終えたクモハ101-201(ラシ101F)。

敢えて残したATS[BS]標記跡外枠はATS[B]標記インレタと塩梅良く重なり殆ど伺えなくなった。
この仕上がりならば今後ATS[BS]標記車をATS[B]標記車へと改める障壁は低くなる可能性が高い。
クモハ101-170,クハ100-86(Mc170)はもちろんだがクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F:Mc155)にも通用すると思われる。
続けてレボリューションファクトリー製[千ラシ 定員136]標記インレタを転写し終え改番に取り掛かった。


欠損が生じたTOMIX製103系旧製品用シルバーシートマークインレタ。

高経年の車両番号標記インレタながら1-3位側,2-4位側とも[クモハ101-]+[201]の組み合わせに至った。
但し101系用だけでは賄い切れず[クモハ101-201]標記には201系用組標記インレタを丸ごと拝借している。
そして弁天橋区仕様には存在しないシルバーシートマークをTOMIX製103系旧製品用インレタにて再現した
経年は車両番号標記インレタを軽く凌ぐ代物だったがひびや剥がれがあっても101系なら逆にそれらしいと思い起用した。
幸か不幸かクモハ100-192と同じく角に剥がれが生じ一部黄色5号で塗り潰されたようなシルバーシートマークとなった。


クモハ100-192に合わせた前面用JRマーク転写位置。

前面用JRマークインレタの転写へ移る前に挿入で留めていたホース付ジャンパ栓納めを一旦取り外した。
ジャンパ栓納め部品は原則溶着固定しているが習志野区仕様への改装を控えていたクモハ101-170では先送りとなった。
ホース付ジャンパ栓納めを固定すると前面用JRマーク周囲が狭隘になってしまい失敗に繋がりかねない。
また色温度が異なる弁天橋区仕様用ジャンパ栓納め部品を使用しなかったため破損防止対策も兼ねさせた。
散々悩んだ結果前面用JRマーク位置は転写目安の把手モールドを見誤ったクモハ100-192と揃えている。
両先頭車両で位置が違うよりはましと考えたがこれが賢い選択だったか未だに引っ掛かる箇所となった。


クモハ101-201 点灯試験[07C 中野]:LP402前照灯交換,行先表示類変更施工。
※弁天橋区仕様。

新品のクモハ101-170床板を流用しただけあり点灯試験に問題は無くクモハ101-201(ラシ101F:弁天橋区仕様)が竣工した。
これでラシ101F用組成準備車はモハ100-232(Mc170)を残すのみとなりいよいよ出場が近付いてきたと感じられる。
◆ラシ101F:Mc201-M'255-T264-T'c59+Tc82-M238-M'231-T262-M263-M'c192。
ちなみに習志野区仕様はラシ104F(Mc136:塗装変更車+津田沼区仕様),ラシ106F(Mc191:←ツヌ118F:Mc155)の2編成体制だった。
ラシ101Fは3編成目となるがクモハ101-201がクモハ101形(黄色5号)新金型LP402前照灯車の初登場を飾っている。
たまたまクモハ101-191(ラシ106F←クモハ101-155:ツヌ118F)が旧金型LP402前照灯車だったためクモハ101-201と比較した。


クモハ101-191,クモハ101-201 (ラシ106F,ラシ101F)。
※津田沼区仕様,弁天橋区仕様。

ラシ101Fとラシ106Fのプロトタイプ設定は大凡同時期でありほぼATS-B形車上子付胴受を除き共通仕様となっている。
クモハ101-191ではKATO製B形防護無線アンテナ取付やJRマーク転写が前面見附の違和感解消へ繋がったように感じられた。
しかし所詮は錯覚効果でしかなく同一形態のクモハ101-201と比べると明らかに前面窓天地が不足している。
忠実な図面の再現も結構だがどの様に製品へ落とし込みを行うべきかクモハ101-201が証明していると思う。
トタ5F(Tc14)とトタムコ3F(Mc78),ムコ10F(Mc194)でも同じ経過を辿ったが何故初めからこう出来なかったのか不可解である。




JR101系クモハ101-201(ラシ101F:クモハ101-170 改番,津田沼区仕様屋根板交換施工)。
※弁天橋区仕様。

クモハ101-201用種車がクモハ101-170だったお陰でクハ100-86よりも手軽に習志野区仕様へと改められた。
いんちき手法ながら課題だったATS[BS]標記印刷消去の簡易化が図られる収穫まで得られた。
恐らくATS[B]標記車をATS[BS]標記車へ改装する際にも同一方法で差し支えないと思われる。
しばらく施工する車両は現れないと思うが今後車体振替を行う際の参考として頭に入れておく。
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